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ドイツ紙の噴飯物の主張「尹錫悦は南朝鮮のドナルド・トランプ。民主主義を壊す」

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ドイツメディア『Berliner Morgenpost』が面白い記事を出しています。


↑同紙の記事/スクリーンショット

「Südkoreas „Donald Trump“ legt die Axt an die Demokratie」(韓国のドナルド・トランプが民主主義に斧を降り下ろす)というタイトルです。

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が、韓国の民主主義を破壊していると主張する記事です。ただし、アメリカ合衆国と次期合衆国大統領に再選されそうなトランプさんを批判したいがための記事でもあります。

冒頭からこんな具合です。

ソウル。敵を迫害し、批判者を中傷し、憎悪をまき散らす。

東アジアのこの国では、アメリカですでに起きていることが起きている。
(後略)

⇒参照・引用元:『Berliner Morgenpost』「Südkoreas „Donald Trump“ legt die Axt an die Demokratie」

記事のこの後、「アメリカですでに起こっていること = 敵を迫害し、批判者を中傷し、憎悪を撒き散らす」として尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の悪行を挙げている――つもりなのですが――これが全部的外れです。

●『KAIST(韓国科学技術院)』の卒業式で1人の卒業生が尹錫悦(ユン・ソギョル)政権を批判したら、式場から連れ出された。「大統領は批判に対処できないのか? 民主主義は危機に瀕しているのか?」東アジアの国は議論している。
(後略)

⇒噴飯物の書きようです。議論などしていません(東アジアの国ってどこのことよ)。この式場で叫んだ卒業生というのは『グリーン正義党』の報道官を務める人物であることが分かっています。総選挙をにらんでのパフォーマンスということで韓国内でも苦笑されました。

●2022年05月に尹錫悦(ユン・ソギョル)が韓国大統領に就任する前から、彼のリーダーシップのスタイルや民主主義との関係について話題になっていた。

この63歳の右派ポピュリストは、選挙期間中、強硬派として注目を集めていた。尹氏は男女共同参画省の廃止を掲げて選挙戦を戦い、反フェミニズム界から喝采を浴びた。
(後略)

⇒この記者が無知なのか、それともわざとやっているのか知りませんけれども、「女性家族部」の件であるなら、これも全くのお門違いです。北朝鮮親派や左傾した市民団体の金づるのような部局になってしまったため、潰して再構築するのが至当だからです。書き様からすると、この記者は北朝鮮新派、あるいは左巻きな方かもしれません。そもそも韓国には右派などありません。

●このような背景から、リベラルな『共に民主党』を中心とする野党は、尹氏を独裁者と繰り返し非難してきた。

しかし、より興味深いのは、このような明確な表現をしているのは『共に民主党』だけではないということだ。

例えば、保守政党である『国民の力』の委員長から追放された李俊錫(イ・ジュンソク)氏である。この非難は、口答えする者は大統領にとって戦わなければならない相手とみなされるというものだ。これもまた、尹氏が「韓国のトランプ」とみなされる理由のひとつである。
(後略)

⇒李俊錫(イ・ジュンソク)さんは「性上納を受けた」との疑惑が提示され、本人が言い訳をしてガラをかわそうとしましたが、とうとう蹴り出された――というのが本当です。とんだ食わせ物だったのです。だからこそ、この李俊錫(イ・ジュンソク)さんは「あほの子」と呼ばれるのであって、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が「意見の相違がある者を封殺した」結果ではありません。

はっきりいえば、李俊錫(イ・ジュンソク)さんにしても、李在明(イ・ジェミョン)さんにしても、恥知らずを結晶化したような曹国(チョ・グク)さんにしても、全員すねに傷があり、検察に追求される身であるから「検察独裁」などと叫んでいるだけです。

尹はすでに、非常に象徴的な形で民主主義との関係が疑わしいという印象を与えている。

昨年、この保守派は、1979年に亡くなるまでの約18年間、軍事独裁者として韓国を支配した朴正煕の墓を訪れた。

メディアの報道によれば、ユンは芳名帳に「偉大な指導者がもたらした偉大な未来。私は、国民とともに、忘れることなく、その遺産を受け継いでいきます」と書かれていたという。
(後略)

⇒尹錫悦(ユン・ソギョル)さんが「朴正煕(パク・チョンヒ)ワナビー」であることは確かにそうですが、それと独裁者を志向しているかという話は全く別でしょう。尹さんが評価しているのは、朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が成し遂げた経済の発展、近代化を成し遂げたことであって、独裁者であったことを讃えているわけではありません。

また、この記事は肝心なことが分かっていません。

韓国では、保守寄りだろうが、左派・進歩系だろうが、どんな政党でも「敵を迫害し、批判者を中傷し、憎悪をまき散らす」のです。

尹錫悦(ユン・ソギョル)さん、『国民の力』が……ではありません。『共に民主党』、李在明(イ・ジェミョン)、『祖国革新党』、曹国(チョ・グク)、「あほの子」李俊錫(イ・ジュンソク)、『改革新党』……みなそうです。

韓国では「政治的でないもの」はないのです。全ての事象は政治的なものとなり、李氏朝鮮の伝統を継いで、敵が屈服するまで相撃を続けます。

ドイツ人は「東アジア」などと一括りにするかもしれませんが、日本をその中に入れて「一緒くた」にされるのは、甚だ迷惑です。

(吉田ハンチング@dcp)

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