2024年07月30日、残っていた青海省のデータが出たので、これで中国の31省の「2024年上半期の実質域内総生産(GDP)」が全部そろいました。どこまで信用できるものやら(あるいは「どうせウソばっか」)……なのですが、一応以下のようになりました。
↑Topは「広東省」で6.52兆元。対前年同期比で「+3.9%」。2位は江蘇省で6.33兆元、対前年同期比「+5.8%」……という具合です。
この公表はいわば、それぞれの省のTop(共産党員)の成績表でもあります。
中国語メディアの書きようは、例えば以下のようになっています。
2024年上半期のGDP 総額に関しては、広東省、江蘇省、山東省の主要経済省が依然として上位3位にランクされており、浙江省、河南省、四川省、湖北省、福建省、湖南省、安徽省は4位から10位にランキングされている。
2024年上半期のGDPが2兆元を超える省は13省ある。
すなわち、広東省、江蘇省、山東省、浙江省、河南省、四川省、湖北省、福建省、湖南省、安徽省、上海、北京、河北省である。
広東省と江蘇省は「6兆クラブ」にしっかり入っており、今年上半期のGDPはそれぞれ6兆5,242億5,000万元と6兆3,326億3,000万元となっている。
(後略)
水没して泣きそうな省、また不景気で泣きそうな上海など、外国から風聞するだけで「本当にそんなに数字が出ているのか」と思わされるのですが……なぜか上掲のとおり、対前年同期比でマイナスの省はひとつもないのです。
(吉田ハンチング@dcp)