南シナ海で中国とフィリピンが船を衝突させる事態となっています。
無法者国家・中国を抑え込まなければならないため、日本もアメリカ合衆国・オーストラリアとの連携を強める方向で動いています。この自由主義陣営国の動きに対して、中国英語版御用新聞『Global Times』が「いや、お前だよ」という記事を出しています。
以下に記事の一部を引用します。
中国に関連する問題に言及しながら、日本とオーストラリアは、木曜日にオーストラリアで行われた「2プラス2」安全保障会議において、複雑化する地域情勢に対処するために軍事関係を強化することを誓いました。
これについて中国の専門家は、アジア太平洋地域の平和と安定を脅かし、地域諸国に深刻な懸念を引き起こすと警告しています。
今回のオーストラリアでの二国間安全保障会議は、2年前に東京で開催された会議に続くものであり、合衆国の後押しを受けた地域の協力ネットワークの形成を目指していることは明らかであり、中国を主要な標的と見なしていると専門家は指摘しています。
(中略)
中国の専門家は、第二次世界大戦中の歴史を引用し、近年の日本とオーストラリアの結託の皮肉を指摘しています。
第二次世界大戦では、日本は侵略国であり、敗戦国でもあり、一方でオーストラリアは太平洋戦争で日本に対抗していました。
現在、日本は「普通の国」への道を追求し、特に合衆国やオーストラリア、韓国のような他の同盟国とますます連携しようとしており、これが戦後の国際秩序を揺るがす恐れがあると、遼寧社会科学院の研究員である呂超氏は述べています。
(後略)
日本とオーストラリアが「地域の安定と世界平和に悪影響を及ぼす」などと書いています。
まさに「いや、お前だよ!」です。軋轢が生じているのは、中国が国際法を守らず、侵略的傾向を強めているのが原因です。
傑作なのは、日本がますます「普通の国(normal country)」になろうとしている――という部分で、「日本がそうなる」のは嫌なご様子。
人の嫌がるをことを進んで行うのが「良い子」です。
日本はますます普通の国になるのがいいでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)