韓国は「バッテリー強国」「電気自動車強国」と誇る国ですが、自国の自動車市場を中国に蚕食される事態となっています。
Money1でもご紹介してきたとおり、やがてはこうなると2022年後半辺りには予想されてきたのですが、なすがママになっていました。
韓国の産業通商資源部・『韓国貿易協会』の集計によると、2024年01~07月の「中国産電気自動車の輸入額」が8億4,800万ドル(約1兆1,350億ウォン)に達しました。
史上初の1兆ウォン超えであり、自動車輸入額の65.8%を占めたぶっちぢりの1位です。
電気自動車輸入額(01~07月累計)
1位 中国……8億4,800万ドル
2位 ドイツ……3億3800万ドル
3位 アメリカ合衆国……4,400万ドル
4位 イギリス……2,300万ドル
ただし、この中には中国のギガファクトリーから輸出される『Tesla(テスラ)』の電気自動車が含まれています。
読者の皆さまもご存じのとおり、韓国産の電気自動車は中国ではほとんど売れません。つまり、電気自動車強国などといくら誇ろうとも、自国の電気自動車市場は中国産によってじわじわと食われていっているのです。
(吉田ハンチング@dcp)