韓国憲政史上初の出来事が起こりました。現職大統領に対する逮捕状の請求が行われました。
これは、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領を内乱罪で吊るしたい、左派・進歩系の願いの第一歩です。
2024年12月30日、韓国の高位公職者犯罪捜査処がソウル地方裁判所に「尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の逮捕状」を請求しました。
高位公職者犯罪捜査処は、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の非常戒厳宣布について、内乱罪に当たるとして調査を行うために出頭を要求してきました。これまでに3回要求して、3回ともガン無視されたので、とうとう逮捕状を請求するに至りました。
尹大統領側は「捜査より憲法裁判所での弾劾審判への対応が優先であり、検察・警察・公捜処など捜査機関間の捜査権論争が先に解決されるべきだ」と述べ、高位公職者犯罪捜査処になんか出頭しねーよ――という態度でした。
また、尹大統領側のソク・ドンヒョン弁護士は「高位公職者犯罪捜査処には内乱罪を捜査する権限はない」と述べていました。
裁判所が逮捕状を発付するかどうかが、まず最初の関門です。
逮捕状が発布されれば、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が籠もっている大統領官邸(漢南洞)に身柄拘束に赴くことになります。大統領警備処がすんなり大統領の身柄を引き渡すのか――が次の関門です。
警備処との攻防が展開される可能性もあります。
(吉田ハンチング@dcp)