2023年02月01日、韓国の産業通商資源部から「2023年01月の輸出入動向」のデータが公表されました。最悪の結果です。以下をご覧ください。
2023年01月
輸出:462億6,600万ドル(-16.6%)
輸入:589億5,500万ドル(-2.6%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-126億8,900万ドル(151.3%)※( )内は対前年同期比の増減
輸出が対前年同期比で「16.6%減少」したのが第一の注目ポイントです。輸入も減っていますが「-2.6%」にとどまり、結果として貿易収支は「約-127億ドル」もの大きな赤字になりました。
01月20日時点で2023年01月の貿易収支は「-102億6,300万ドル」でした。
01月21~31日の11日間で少しは黒字になるかと思われたのですが、逆に約24億ドルも赤字が進みました。
2021年01月から2022年01月までの(通関ベースの)貿易収支の推移を見ると以下のようになります。
2021年01月の貿易収支は「約-50億ドル」だったので、赤字金額は151.3%増加しています。
この「約-127億ドル」の通関ベースの貿易収支赤字は、国際収支統計でも大きめの赤字になります。つまり、韓国の2023年01月の経常収支が赤字になるのは、ほぼ確実と見なければなりません。
恐らく2022年12月の経常収支は薄い黒字になるでしょうが、2023年01月にまた赤転するわけです。
特筆すべきは、韓国の主力15大輸出品目のうち、半導体が対前年同期比で大きく減少していることです。以下の減少幅の大きい輸出品目をご覧ください。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。主力輸出品目(対前年同期比の増減)
コンピューター:-63.8%
半導体:-44.5%
ディスプレー:-36.0%
バイオヘルス:-33.5%
石油化学:-25.0%
半導体は対前年同期比でなんと「44.5%」も減少しました。
さらに、輸出相手国別の増減です。以下をご覧ください。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。主要輸出国金額(対前年同期比の増減)
中国:91.7億ドル(-31.4%)
中国への輸出金額が100億ドルを割り、対前年同期比で「31.4%」減りました。
これまで韓国経済を支えてきた半導体、対中国輸出が変調を来しています。確実に韓国経済は曲がり角にきたのです。
(吉田ハンチング@dcp)