韓国の半導体輸出が中国による猛追で侵食されています。
半導体は唯一残った、韓国が中国に優位を保てていた業種ですので、これが追いつかれ、追い越されると、本当に何もなくなります。
先にご紹介したとおり、2025年02月は対前年同期比で半導体輸出はマイナスに転じました。これは実に16カ月ぶりのことです。
2025年02月
半導体輸出額:96.5億ドル(-3.0%)⇒参照・引用元:『韓国 産業通称資源』公式サイト「2025年02月の輸出入動向」
『TrendForce』は、中国メモリー半導体企業の世界シェアは以下のようになると予測しています。
2025年第4四半期には「10.7%」まで上昇すると読んでいるのです。
韓国が割を食うのかは明らかで、その兆候はすでに表れています。
中国の『CXMT』『YMTC』が中国の国内向けでメモリー半導体の供給で韓国産半導体の駆逐を始めています。国・地域別の輸出額の推移を見ると、以下のようになります。
アメリカ合衆国向け:+63.5%
ASEAN向け:+22.2%
インド向け:+20.4%
中国向け:-15.3%
対中国輸出が主要輸出国・地域で唯一の減少です。これはまだ兆候ですが、スマートフォンや自動車がたどった覆轍を半導体踏もうとしているのです。
(吉田ハンチング@dcp)