韓国の文在寅大統領は自画自賛が絶えない人でしたが、「そこまでやるかね」という呆れる事案が起こりました。
2022年05月03日、文大統領任期中で最後の国務会議が行われました。ここで「検察から捜査権を完全に剥奪する法案」の公布が決まりましたが、併せて、
自分自身と金正淑(キム・ジョンスク)夫人に「無窮花大勲章」を贈ること
も議決しました。「セルフ叙勲」です。
この「無窮花大勲章」は韓国における最高位の勲章で、韓国メディア『朝鮮日報』によれば「金・銀・ルビー・アメジストなどの貴金属・宝石で作られ、1セットにつき6,800万ウォン(約699万円)ほどの製作費がかかり、製作期間も2カ月以上を要する」とのこと。
⇒参照・引用元:『朝鮮日報(日本語版)』「文在寅大統領、無窮花大勲章を『セルフ授与』」
同記事では以下のように批判しています。
(前略)
韓国現職大統領の「セルフ授与」は代々問題になってきた。李明博・元大統領が任期末にこの勲章を受け取る際、民主党は「ふてぶてしさは金メダル級」とコメントした。
外国でも、国家元首に最高の権威ある勲章を授与するケースはあるが、退任後の評価を経てから授与する例が多い。
(後略)
李明博(イ・ミョンバク)大統領が自分の叙勲を自らの任期内に決めたときは、「ふてぶてしさは金メダル級」と批判したくせに、今回の文大統領については同様の感想は持たないのでしょうか。
「他人がやったら不倫だが自分がすればロマンス」を地でいく話です。
ちなみに、この最後の国務会議開催前に、文大統領の肖像画が大統領府本館世宗室の前室に掲げられました。ここのは歴代大統領の肖像画がかかっているのですが、肖像画の掲示も任期終了前に行っています。
まあ最後の最後まで自画自賛を徹底する大統領です。承認欲求が非常に強い人なのでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)