先にお伝えしたとおり、外国人による巨額の売り越しに見舞われるなど、韓国株式市場では株価の下落が顕著です。
『ChosunBiz』2020年03月10日付け記事によれば、洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長は関係閣僚会議で、株式市場の安定を目的に「03月11日から3カ月間、取引の過熱を防ぐために設けられる『空売り禁止銘柄指定』の要件を緩和し、空売り禁止期間を拡大する」※という方針を明らかにした、とのこと。
⇒参照・引用元:『ChosunBiz』「정부, 11일부터 3개월간 공매도 과열종목 지정요건 완화
(原文:韓国語)」
https://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2020/03/10/2020031000693.html
早速、03月11日から変更された要件に従って取引制限が実施されるようです。
すばやい対応ですが、市場のコンセンサスが得られているかどうかは疑問です。この対応が拙速な判断でなければ良いのですが。
重要な追記
「明日から実施だ!」の、その明日になりまして、2020年03月11日(水)が開場しています。10:37現在のKOSPI(韓国総合株価指数)の状況を以下の記事にまとめました。初動段階では、ちょっと……皮肉なプライスアクションになっています。
※
規制強化の詳細については10日(火)の市場が終了した後で発表ということですので、また記事を制作してご紹介するようにいたします。
重要な追記
「空売規制強化」初日の市場が締まりましたので、以下の記事を制作しました。アナリストの皆さんは「だから、言ったじゃないか」というかもしれません。本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
追記
2020年03月10日(火)夕刻になり、実際の規制強化の中身が韓国メディアから報道されていますので以下の記事を制作しました。本記事に併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)