中国「外国からの直接投資」さらに減少-15.2%。中国Topが「偉そうな物乞い」を続ける

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中国は韓国の下を行くどん底景気で、外国から中国への投資はどんどん減少しています。


データ出典:『中国 国家統計局』

中国国家統計局のデータによれば2014~2024年の外国から中国への直接投資の金額は上掲のように激減しているのです(国際収支統計の金融収支の中の「直接投資の負債の部」に計上されます)。

先にご紹介したとおり、2021 ⇒ 2024年で外国から中国への投資は「約95%」も減少したのです。

西原理恵子先生の名言「お金がないのは首もないも同じ」とはよくいったもので、とにかく外資を中国に投入してくれ――と、中国では上から下まで「中国良いとこ、投資に最適」などという主張を行っています。


↑中国商務部の公式サイト(スクリーンキャプチャー)ですが、2025年07月15日には「新華社、北京、07月15日 ―07月16日発行の雑誌「求是」第14号には、習近平中国共産党中央委員会総書記、国家主席、中央軍事委員会主席による重要な論考『揺るぎないハイレベル対外開放の推進』が掲載される」というプレスリリースが――、

2025年07月18日には、「『スタディータイムズ』は、党中央委員会書記兼商務部長の汪文涛氏による署名入りの「中国への投資は未来への投資である」と題する記事を掲載した」というプレスリリースが――出ています。

要するに、ハイレベルの開放政策を取るから「中国にお金を入れてくれてええんやで」という主張を、習近平さん、王文濤さんがしているというお知らせです。

習近平さんは中国共産党のTopであり、王文濤さんは商務部の長官ですから、中国Topレベルの人物によるド偉そうな「物乞い」です。

こうなると主張などではなく、断末魔の悲鳴に他なりません。

直接投資はまた減った!

しかし、今さら「中国よいとこ、投資に最適」などという主張にだまされる外国人投資家などいません。

上掲は、2024年末までの(国際収支統計による)直接投資の減少ですが、2025年に入ってからも、外国からの直接投資の金額は減少を続けています。

2025年07月19日、土曜日だというのに商務部が「2025年01-06月全国吸收外资4232.3亿元人民币」というプレスリリースを出しました。

2025年01~06月、すなわち上半期で外国からの投資がいくらあったのかの報告です。以下をご覧ください。

2025年01月から06月までの全国の外資導入状況は以下のとおり。

全国で新たに設立された外商投資企業は3万14社で、前年同期比11.7%増。

一方、実際に使用された外資額は4,232.3億元人民元で、前年同期比15.2%減となった。

業種別では、

製造業の実際使用外資:1,090.6億元
サービス業の実際使用外資:3,058.7億元

高付加価値産業における実際使用外資は1,278.7億元で、

その中でも
電子商取引サービス業:+127.1%
化学薬品製造業:+53%
航空宇宙器・設備製造業:+36.2%
医療機器・設備製造業:+17.7%

と大幅な増加を見せた。

⇒参照・引用元:『中国 商務部』公式サイト「2025年01-06月全国吸收外资4232.3亿元人民币」

商務部が必死になって、外資による新規企業の設立は「前年同期比:11.7%増」なんて書いてミスリードしていますが、このような点はどうでもいいのです。

最も大事なのは、実際に使用された外資額は4,232.3億元人民元で「対前年同期比:-15.2%」という数字です。

はい。また中国への投資金額が減少しました。

(吉田ハンチング@dcp)

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