韓国嘆き節「関税妥結したのに現代自動車の株価が上がらない」トヨタは10%上昇 vs 現代は-14%

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韓国で「米韓の関税交渉が妥結したのに『現代自動車』の株価が上がらないじゃないか」という声が上がっており、メディアでもそのような報道が出ています。

08月01日までね――といわれた期日のギリまで交渉を続けた韓国政府ですが「15%」で妥結。

キーポイントの一つは「自動車」だったわけですが、韓国政府は米韓FTA締結によって段階的に引き下げた「0%」を守ることはできませんでした。

韓国メディアの嘆きは、日米妥結で『トヨタ』の株価は上がったのに、なぜ『現代自動車』の株価は下がったのか――というわけです。

実際に『現代自動車』の株価チャートを見ると以下のようになります(チャートは『Investing.com』より引用)。

さあ米韓関税交渉妥結だ――となって開いた2025年07月31日の市場では、実は上掲のとおり陰線になっています。

「始値:23万3,000ウォン」で「終値:21万3,000ウォン」ですから、始値から終値まで2万ウォンも落ちたのです。

前日07月30日の終値が「22万3,000ウォン」ですので、31日は一気に1万ウォン上げて始まったのに、「終値:21万3,000ウォン」は「前日31日の終値:22万3,000ウォン」より下です。

つまり、関税交渉妥結によって『現代自動車』の株価は下がったのです。

『トヨタ』と比較してみましょう。

こういうときは『Bloomberg』のチャートが一番きれいに見られますが、直近1年間の株価推移は以下のようになっています。


↑オレンジが『現代自動車』、青い線が『トヨタ』です。

直近1年間
『現代自動車』:-14.12%
『TOYOTA』:+9.94%
2025年08月19日10:33時点

『現代自動車』は戻してはいますが、直近1年間では株価は-14.12%と大きく下げています。

『トヨタ』はほぼ10%のアゲです。

韓国メディアは「なぜだ」と嘆き節を披露していますが、「なぜだ」も何も両社はそもそもファンダメンタルズが全く異なります。また、これが市場の判断です。

(吉田ハンチング@dcp)

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