Money1でも先にご紹介したとおり、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんは「日本のように統一教会に解散を命じることはできないのか」と、統一教会の解体を目指しています。
2025年12月15日、韓国警察は、ソウルおよびその近郊にある統一教会の事務所および関連施設に対する捜索を開始したと発表しました。

↑京畿道・加平にある教団の施設「天正宮(Cheon Jeong Gung / HJ Gung)」。
教団施設「天正宮」も操作対象となっている、とのこと。
実際、韓国における統一教会に対する圧力は強まっています。尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領夫人、金建希(キム・ゴンヒ)さんに対する特別検察の捜査がヤブヘビになった形です。
政府与党に成りおおせた『共に民主党』は、与党に転落した『国民の力』議員が統一教会から政治献金を受けていたと非難していたのですが――実は『共に民主党』議員も資金提供を受けていたことが分かりました。
左派・進歩系の人士というのは非常に身内に甘い連中です。
長くかつ面倒くさい話になりますので、この『共に民主党』 vs 統一教会については別記事でまとめますが、統一教会関連は『中央日報』が非常に面白い記事を出しています。
いろいろ物議を醸してきた「日韓海底トンネル」について――です。以下に同記事から一部を引用します。
1981年、文鮮明総裁は「国際平和高速道路」構想を発表した。東京―ソウル―平壌―北京―モスクワ―ロンドン―ニューヨークなど、世界を一つの高速道路網で結ぶという構想である。
その出発点が「日韓海底トンネル」だった。韓国と日本を海底トンネルで結ぶ計画である。
(中略)
日韓海底トンネルは、日本の佐賀県唐津から釜山、あるいは巨済島へと結ぶ事業である。
実際、統一教会は唐津などで土地を購入し、調査目的で一定区間のトンネルを掘削している。
日本の統一教会信者がここを見学すると、日韓海底トンネルが実在する事業だと信じやすい。
専門家らは「日韓海底トンネル事業の現実性は高くない」と指摘する。まず、100兆ウォンをはるかに超える莫大な予算が必要だ。それに伴う経済的波及効果も保証できない。
(中略)
「日韓海底トンネル」は、文鮮明総裁が構想を発表して以降、統一教会の至上課題であり宿願事業となった。
莫大な予算と各種認認可問題のため、統一教会単独での推進は不可能である。結局、日韓両国政府の同意が不可欠だ。
(中略)
日本から出発した海底トンネルは、最終的に釜山に到達する。統一教会にとって釜山は事業の死活がかかった場所である。
(後略)
この日韓海底トンネルについても新たな検証が必要でしょう。日本で誰が賛成していたか、その背景はどのようなものだったかなど、根っこの部分を追跡しなければなりません。
先にご紹介したとおり、統一教会および文鮮明という人物は「反共」を隠れ蓑に、日本・韓国・北朝鮮の表に出ない人脈に深く関わっています。
芋づる式にこれまで闇の中に沈んでいた「事実」が明らかになるかもしれないのです。
(吉田ハンチング@dcp)





