2026年03月31日、韓国の国家データ庁が「2026年02月の産業活動動向」を公表したのですが……非常に歪んだ状況を示す内容となっています。
まず全般状況です。以下をご覧ください。
2026年02月 産業活動動向(前月比)
(出典:国家データ庁)■生産
全産業:2.5%増加半導体:28.2% ↑
鉱工業:5.4% 増加
電子部品:7.0% ↓
情報通信:5.7% ↓
サービス業:0.5% 増加
卸・小売:2.7% ↑■消費
小売販売:0.0%(横ばい)非耐久財(食品など):2.6% ↑
準耐久財(衣類など):5.4% ↓
耐久財(通信機器など):1.5% ↓■投資
設備投資:13.5% ↑
建設既成(建設出来高):19.5% ↑■景気
同行総合指数循環変動値:0.8ポイント上昇
先行総合指数循環変動値:0.6ポイント上昇
見た目ほど良くありません。むしろ中身はかなり歪んでいる――と見なければなりません。
まず生産について、強いが「偏り」が極端です。「半導体:+28.2%」なのに全産業では「+2.5%」です。半導体一本で全体を引き上げている構図です(さらに後述します)。
次に消費です。小売販売:0.0%(横ばい)で低迷しています。
「準耐久財(衣類):-5.4%」「耐久財(家電など):-1.5%」と裁量支出が低迷しているのは明らかです。
ご注目いただきたいのは、以下です。韓国経済を支える製造業の出荷指数の対前年同月比になります。
<主要業種別 製造業 出荷指数(前年同月比)比較>
(製造業) -4.0
食品 -2.9
石油精製 -0.3
化学製品 -4.7
ゴム・プラスチック -15.5
一次金属 -5.2
金属加工 -7.7
半導体 30.2
電子部品 -3.8
通信・放送機器 -4.3
電気装備 -1.8
機械装備 -11.2
自動車 -17.3
その他輸送装備 -13.6
対前年同月比でプラスなのは半導体だけで、残りは全てマイナスです。大丈夫なのか?――な状況なのです。
(吉田ハンチング@dcp)






