韓国の半導体企業のTop2である『サムスン電子』と『SKハイニックス』の株価が、韓国株式市場にとって非常に重要となっています
なにせこの2社だけで時価総額の約52.6%を占める※ほどですので、上げ下げは市場全体に関わります。
※KOSPI市場全体の時価総額は約6,118兆6,040億ウォンで、『サムスン電子』+『SKハイニックス』が3,219兆8,806兆ウォン(後述)。
『サムスン電子』優先株まで含めると、全体に占める割合はさらに上がって約55.2%となります。
わずか2銘柄なのにこの集中度は異常といい他ありません。
2026年07月10日(金)時点でこの2社の株価がどうなっているのかを見てみましょう。まず、『サムスン電子』です。

次に『SKハイニックス』です。

両社ともプライスアクションの上げ下げのトレンドは類似ですが……直近終値は、
『サムスン電子』:28万5,000ウォン
『SKハイニックス』:218万ウォン
――となっており、『SKハイニックス』の株価は『サムスン電子』の約7.6倍もあります。
Money1では『サムスン電子』の株価を6万電子、7万電子と紹介したことがありましたが、それが今や28.5万ウォンです。
『SKハイニックス』も2025年末頃には、「58~60万ウォン」とご紹介していました。それが今や218万ウォンです。
『サムスン電子』は2018年に1株を50株に分割する「50対1」の株式分割を実施しました。目的は、当時1株250万ウォン前後だった株式を個人投資家にも買いやすくすることでした。
分割後は、理論上の株価が50分の1になり、株式数は50倍になります
『サムスン電子』が公表している2026年第1四半期末の株式数は、普通株が約59億1,964万株、優先株が約8億1,597万株、合計約67億3,561万株です。
一方、『SKハイニックス』の発行済み株式数は、おおむね約7億1,270万株です。
2社の普通株ベースで時価総額を比較してみると、
『サムスン電子』
28万5,000ウォン × 約59.20億株 = 約1,687兆ウォン
『SKハイニックス』
218万ウォン × 約7.127億株 = 約1,554兆ウォン
となります。株価は約7.6倍の違いがありますが、時価総額ではあまり変わらないわけです。
ここからさらに上がるのか、上昇トレンドが続くのか――が問題です。
しかし、この異常な集中度からすると、『サムスン電子』と『SKハイニックス』が同時に5%下落すれば、ほかの銘柄がまったく動かないという単純な前提でも――KOSPI全体をおよそ2.6~2.8%押し下げると計算されています。
逆に、両社だけが大幅に上昇すれば、韓国の幅広い業種が低迷していてもKOSPIは上昇します。
つまり、2026年のKOSPI上昇をそのまま「韓国企業全体の景気が良い」「韓国経済全体が好調だ」と読むのは危険――ということになります。
あと数時間で2026年第3週目、月曜日が開場します。
(吉田ハンチング@dcp)





