韓国第2位の航空会社『アシアナ航空』ですが、2020年09月11日、『HDC現代産業開発』による買収が完全に白紙となりました。買収契約が解除されたのです。
先に、『アシアナ航空』が「国有化みたいなもの」になった件はご紹介しましたが、これで完全に同社は債権団の管理下に入りました。国策銀行である『産業銀行』『輸出入銀行』が債権団を仕切っていますので、国策銀行の管理下で再建を目指すことにあります。
債権団は新たな売却先を探すとのこと。
それまではなんとか『アシアナ航空』を持たさなければなりません。
焦眉の急は同社が抱えている借金です。仕方がないので、韓国政府は「基幹産業安定基金運用審議会」で『アシアナ航空』に2兆4,000億ウォンを支援することを決定しました。
「40兆ウォン規模の韓国の基幹産業を支援する基金」と号してきた「基幹産業安定基金」が企業を救うところをようやく見られるわけです。
お手並み拝見です。
(柏ケミカル@dcp)