中国の御用新聞の編集長「中国はあえて戦争をする」というコラムを書く

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インド中国の国境がきな臭くなっております。南シナ海・台湾でアメリカ合衆国と対峙し、内陸部でインドともめる。二正面で(しかも強国)ともめ事を起こしてどうするんだと普通なら考えますが、中国はどこ吹く風で軍隊をアピールしています。

インドとさまさに一触即発まで来ていますが、中国の英字御用新聞『Global Times』にあまりよろしくない(下品にいえばロクでもない)記事が出ました。2020年09月08日付けの「Outside forces are misreading China’s desire for peace」(外部勢力は中国の平和への渇望を読み違えている)という記事で、執筆者は同紙の編集長(Editor-in-chief)の胡锡进(Hu Xijin)さんです。

あまりよろしくない箇所を以下に引用します。

China really wants peaceful development, so we haven’t been a war with other countries for more than 30 years, and now we find that some outside forces are misreading China’s desire for peace as weakness. Many Chinese are regretfully thinking that perhaps peaceful development is not the destiny of China as a great power, and probably fighting a war to demonstrate China’s determination that it “dares to fight” is the price China has to pay. I want to warn New Delhi, it should be responsible for its actions, not to force China to demonstrate its strong will by striking provocative Indian troops who repeatedly crossed the LAC.

中国が本当に平和的な発展を望んでおり、そのため30年以上他国と戦争をしてはいないが、今になって我々は一部の外部勢力が中国の平和への希望を弱さと読み違えていることに気付いた。

多くの中国人が、恐らく平和的な発展は、残念ながら偉大な力(スーパーパワー)中国の宿命ではないのではないか、と考えている。また、「あえて戦う」という決意を見せるために戦争をすることが、中国の支払うべき代償なのではないか、とも考えているのだ。

私がニューデリーに警告したいのは、中国が「LACを何度も越えた挑発的なインド軍」を叩いて強い意志を示すことを強要するのではなく、その行動に責任を持つべきだということだ。

⇒参照・引用元:『Global Times』「Outside forces are misreading China’s desire for peace」(原文・英語/筆者(バカ)意訳)

それは「多くの中国人の考え」ではなく「あんたの考え」ではないのかと言いたくなりますし、「インドと戦争を始める」とも取れる文章ではないでしょうか。

中国には平和的な発展は望めない。つまり、戦争をしないと発展は望めないと考えているわけですし、「中国の決意」を示すために戦争をするのが中国の支払う代償、というわけですから。

(吉田ハンチング@dcp)

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