2019年の「日本の輸出管理強化」に対して、韓国は日本から輸入していた素材を国産化しようという動きを強めてきました。
「日本依存を減らす」というわけですが、2020年06月17日韓国メディア『毎日経済』に興味深い記事が出ました。
韓国企業『SKマテリアルズ』が超高純度のフッ化水素の量産を開始した、というのです。
記事から一部を引用します。
SKグループは17日、半導体材料の生産企業である『SKマテリアルズ』が最近超高純度(純度99.999%)フッ化水素(HF)ガスの量産を開始したと発表した。
日本の輸出規制の代表品目である超高純度フッ化水素ガスは、半導体製造に使われる洗浄ガスである。
半導体プロセスの微細化で需要は急増する一方で海外依存度が100%に達した。
『SKマテリアルズ』は、昨年末プロトタイプの開発に成功して慶永住工場に15t規模の生産設備を作った。
2023年までに国産化率を70%まで引き上げることが目標だ。
⇒参照・引用元:『毎日経済』「SKフッ化水素ガス量産開始…日本の輸出規制後の国産化に拍車」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
純度「99.999%」という点がリアルに感じられます。
爆発とかガス漏れとか、そういう事故だけは起こさないようにしていただきたいものです。
記事内では、「12nine」(99.9999999999%)の超高純度のフッ酸の製造、大量生産技術の確立に成功したはずの『ソウルブレイン』には言及していません。ソウルブレインの続報もほしいところです。
⇒参照・引用元:『韓国産業通商資源部』「ソウルブレイン社、最高レベルの高純度フッ酸(12N)大量生産能力の確保」(原文韓国語:筆者意訳)
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(吉田ハンチング@dcp)