アメリカ合衆国と中国の対立が、総領事館を閉鎖し合うなど決定的になってきました。そんな中、香港メディア『サウスチャイナ・モーニングポスト』に面白い記事が出ていたのでご紹介します。
同記事では、合衆国の当局者が「習近平を指す際の肩書を変更した」と指摘しています。
これまでは国家首席ということで「president」をあててきました。しかし、総書記(general secretary)に変更しているというのです。
実際、日本でも大きく取り上げられた2020年07月23日のポンペオ国務長官の演説でも「総書記(general secretary)」が使われています。
この変更には、
president(大統領)という言葉には曲がりなりにも「国民に選ばれた代表である」という意味が含まれており、中国共産党のリーダーである習近平氏にはふさわしくない
という意図があるものと推測されます。
ポンペオ国務長官は、「中国」と「中国共産党(CCP)」を明確に区別していますし、「中国の代表者」と「CCPの総書記」は区別する、ということでしょう。
Money1では長いこといってきましたが、この新冷戦はイデオロギーの対立ですので長引きます。
(柏ケミカル@dcp)