土日は、政府の動きが止まるためか韓国メディアでも社説やコラム記事が増えます。
2020年07月25日、韓国メディア『韓国経済』に「サムスン電子を『NN』と呼び呪う中国メーカー」という面白い記事が出ましたのでご紹介します。
皆さんの会社でも、競合他社を隠語(あるいは「カバーネ-ム」)で呼ぶことがあるでしょう。
例えば出版業界ですと、最大手の『講談社』さんのことを「音羽」、『小学館』さんのことを「一ツ橋」と呼んだりします。どちらも地名から取られています。
韓国の『サムスン電子』内部では、競合他社を何と呼んでいるのか?という記事です。
同記事によると、『サムスン電子』内部では、
韓国企業『LG電子』を、「X」「X社」
韓国企業『SKハイニックス』を、「米屋」
アメリカ合衆国の『Apple』は、「LO」
と呼ぶそうです。
『LG電子』がなぜ「X社」と呼ばれるようになったかは不明で、「なぜか昔から『LG電子』はXだった」そうです。
『SKハイニックス』をなぜ「米屋」と呼ぶかというと、本社が利川にあって、ここがお米の名産地だからだとか。
『Apple』の「LO」は、なんと「Love Opponent」(敵手を愛せ)というスローガンの略だというのです。同記事から一部を引用します。
(前略)
『サムスン電子』は強力なライバル、米国『Apple』を何と呼ぶか。Xに比べ上品でロマンチックである。答えは「LO」だ。
「Love Opponent」、「競争相手を愛しなさい」というスローガンの略称だ。
『Apple』を「LO」と本格的に呼び始めたのは2000年代後半から2010年代初頭にかけてであることが分かった。
『サムスン電子』がギャラクシースマートフォンを発売し、『Apple』もiPhoneを発売。グローバルスマートフォン市場での競争構図がはっきり形成された時だ。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国経済』「サムスン電子を『NN』と呼び呪う中国メーカー」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
「本当ですか?」と聞き直したくなるような話ですが、どうも本当だそうです。
で、中国企業の『ファーウェイ』(華為)は『サムスン電子』のことを「NN」と呼ぶそうです。この「NN」は、
Next NOKIA
の略で、「『サムスン電子』もやがて『NOKIA』のように左前になる」という思いを込めてこの略称が使われている――そうです。
これが同記事のタイトル「サムスン電子を『NN』と呼び呪う中国メーカー」になっています。こちらも「本当かなぁ」という話ですが……。
(吉田ハンチング@dcp)