合衆国「財務省」から制裁を課された「中国高官11人」リスト。中国の金融機関も制裁に協力する

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アメリカ合衆国財務省」は、「香港の自治を損ね、香港市民の表現の自由、集会の自由を侵害した」として、香港に関連する中国人高官11人に制裁措置を課しました。

ただ、財務書の文書では、中国人が思い思いに名乗っている「キャリー・ラム」などの名称でリストを掲載しているため、日本人からすると「林鄭月娥」の漢字表記と一致しなくて「誰なんだよ」とイライラします。

そこで以下のようにまとめてみました。

林鄭月娥(キャリー・ラム:Carrie Lam)香港特別行政区行政長官
陳國基(エリック・チャン:Eric Chan)香港特別行政区の国家安全保障委員会の事務局長 
鄭若驊(テレサ・チェン:Teresa Cheng)香港司法長官
李家超(ジョン・リー:John Lee Ka-chiu)香港特別行政区安全保障担当長官
鄧炳強(クリス・タン:Chris Tang)香港警察(HKPF)署長
盧偉聰(ステファン・ロー:Stephen Lo)元HKPF委員
曽国衛(エリック・ツァン:Erick Tsang)香港特別行政区憲法・本土問題担当秘書
駱恵寧(ルオ・フーニン:Luo Huining)香港連絡弁公室主任
夏宝龍(シア・バオロン:Xia Baolong)国務院香港・マカオ事務局長
張暁明(チャン・シャオミン:Zhang Xiaoming)国務院香港・マカオ事務局副局長
鄭雁雄(ツェン・ヤンシォンZheng Yanxiong)国家安全維持公署署長

⇒参照・引用元:『アメリカ合衆国 財務省』公式サイト「Treasury Sanctions Individuals for Undermining Hong Kong’s Autonomy(財務省、香港の自治を阻害したと個人に制裁を科す)」(原文・英語/筆者(バカ)意訳)

中国の金融機関も合衆国の制裁に協力せざるを得ない

合衆国の制裁は過酷なもので、合衆国の金融機関の手の届く本人の資産、口座は全て凍結。新しく口座を作ることもできません。これは合衆国の金融機関だけではなく、イギリスの『HSBC』、さらには中国の金融機関も協力を始めています。

なぜかといえば、合衆国の制裁に協力しない金融機関もまた同様に制裁を受けるからです。合衆国に持つ口座を凍結されたりしたら、その金融機関の死活問題ですからね。つまり、この11人、およびその家族は中国国内の金融機関においてもお金の移動などが制限される可能性が高いというわけです。

合衆国の制裁について、「香港連絡弁公室」トップの駱恵寧主任は「海外に資産を持っていないので制裁は無意味」とうそぶいたそうですが、自分の家族にも累が及び、中国内の金融機関も制裁に協力するとしたらどうでしょうか。

それでも「のほほん」としていられるでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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