2020年08月28日、韓国メディア『韓国経済』に『サムスン電子』の中国脱出劇についての記事が出ました。
中国のディスプレーメーカーの『CSOT』は、『中国蘇州サムスン電子LCD(液晶表示装置)テクノロジー』の株式60%と『蘇州サムスンディスプレー』の株式100%を10億8000万ドル(約1兆2780億ウォン)で買収した。
⇒参照・引用元:『韓国経済』「[独占]サムスン蘇州LCD工場、中国2位に売却」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※強調文字は筆者による
『CSOT』(チャイナスター:深圳市華星光電技術有限会社)は、あの王東升さん率いる『BOE』に次ぐ中国第2位のLCDメーカーです。『CSOT』は『BOE』に追いつけ追い越せで拡大を続けており、この買収で工場設備の拡張に成功しました。
一方の『サムスン電子』ですがもともとLCDについては撤退すると表明していたこともあり、既定路線といえます。とにかく『BOE』はじめ中国メーカーが安価な液晶パネルを量産するため収益が悪化していたのです。
もちろん「中国から脱出しないと大変」という認識が背景にあることも確かです。
(柏ケミカル@dcp)