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韓国の外貨準備の「商品構成」はどうなっているか。現金が「19億ドル」も合わない

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韓国の「外貨準備」を見る際に注目されるのは「Securities(証券類)」の中身です。アメリカ合衆国財務省が毎月公表するデータによって「合衆国公債」をいくら保有しているかは約45日遅れで知ることができるのですが、問題はそれ以外のSecurities(証券類)は何なのか?です。

しかし、『韓国銀行』はこれを公表していません。

外貨準備はその定義上、すぐに使える資産でなければならないはずで、『韓国銀行』自身もそう説明しています。すなわち「運用するけど流動性については注意を払っている」と。しかし、これまた『韓国銀行』自身が説明しているとおり、「現金性資産」と呼ぶものは全体の「4.6%」(2019年末時点)しかないというのです。

では残りの2つ「直接投資資産」「委託(投資)資産」の中身は何なのでしょうか。本当に「流動性の高いもの」なのでしょうか。ネット上では「すぐに換金できないクズ債券」などと揶揄(やゆ)されることもありますが、この揶揄が正鵠を射ているのか?です。

一応『韓国銀行』は外貨準備の商品構成として以下のように説明しています(2019年末時点)。

中央銀行は、外貨資産を主に外貨準備高の特性に適合するように投資適格等級の債券や上場株式などの金融資産を中心に投資している。

『韓国銀行』は、外貨準備高の規模の増加に応じて、外貨資産のリスク分散と収益性の向上のために国債以外の政府機関債、社債、資産担保証券と株式などで商品構成を着実に多様化している。

2019年末現在、韓国銀行は、外貨資産を政府債44.6%、政府機関債15.8%、社債13.4%、資産流動化証券12.5%、株式8.7%とデポジット5.0%などに分散投資している

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「外貨準備 運用の現状」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)

Deposits(預金)が19億ドル合わない

『韓国銀行』が公表した2019年12月末時点での「Official Foreign Reserves(外貨準備) 4,088億ドル」の中の「Securities(証券類)」と「Deposits(預金)」は、それぞれ「3,850億ドル」「129億ドル」でした。これの合計が「3,979億ドル」。

これのうち、『韓国銀行』が直接運用する「直接投資資産」としているのは「74.6%」ですから、「3,979億ドル × 74.6% = 2,968億ドル」になります。

これを上記の%で割り振ってみると以下のようになります。

預金5.0%148億ドル
政府債44.6%1,324億ドル
政府機関債15.8%469億ドル
社債13.4%398億ドル
資産流動化証券12.5%371億ドル
株式8.7%258億ドル
合計100.0%2,968億ドル

しかし、Deposits(預金)の額がすでに『韓国銀行』自身が発表した「129億ドル」と計算結果の「148億ドル」で「19億ドル」も合いません。

これはなぜなのでしょうか?

(柏ケミカル@dcp)

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