韓国「サムスン電子」また一つ中国工場を閉める!「中国から逃げなくちゃ」

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韓国経済の屋台骨を支える『サムスン電子』が中国にある生産拠点をまた一つ締めることを決定しました。

今度は天津にあるTV工場です。これは『サムスン電子』が中国に持つ唯一のTV工場。『サムスン電子』自身は、特に中国市場を諦めるわけではないが、生産拠点のグローバルな効率化のためとしています。

この撤退の背景には、『サムスン電子』のTVシェアが中国メーカーに押されている事実があります。ご案内のとおり、家電では中国企業のシェア拡大が著しく、『サムスン電子』は苦戦を強いられているのです。

イギリスの調査会社『オームディア』によれば2020年上半期のTV市場のシェアは以下のとおり。

『ハイセンス』 17.2%
『スカイワース』 14.9%
『シャオミ』 14.5%
『TCL』 14.4%

『サムスン電子』 4.8%

このように大変苦戦しています。中国では人件費も上がっていますので、売上が見合わないのであれば撤退して当然。また、早く中国から逃げておいた方がトレンドに沿った態度だといえます。

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先にご紹介したように『サムスン電子』は中国工場の撤退を急いでいます。

まだ蘇州に家電工場半導体のパッケージング工場、西安に半導体工場を保有しているのですが、さてこれらの工場も締めることになるでしょうか? 要注目です。

(吉田ハンチング@dcp)

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