「2050年にはカーボンニュートラルを実現する」と文在寅大統領が宣言しましたし、韓国では電気自動車、水素自動車の普及に力を入れています。しかし、自動車が普及しても「充電施設」「水素ステーション」がなければ実用に耐えません。
韓国では充電・充填インフラの設置が全く追いついていないのが現状です。
2020年09月17日、あの『全国経済人連合会』が「電気自動車市場のグローバルトレンドと示唆する点」というリポートを公開しています。その中から電気自動車の充電器の数について言及した部分を抜き出してみます。
2019年末時点「電気自動車用『充電器』普及台数」
中国:291.8万台
アメリカ合衆国:163.9万台
ドイツ:36.4万台
フランス:35.2万台
ノルウェー:33.6万台
イギリス:28.9万台
日本:22.8万台
韓国:2.3万台
この『全経連』の集計によれば、韓国では電気自動車用の充電器の数は日本の1割ほどしかないのです。
また、水素ステーションの数は、韓国メディア『毎日経済』の記事によれば以下になります。
日本:140カ所
ドイツ:100カ所
韓国:52カ所
ドイツ:100カ所
韓国:52カ所
一応日本の半分あることになっていますが、韓国では(一応)水素自動車も拡充していく予定なので、これでは足りないでしょう。自動車本体を製造することだけに一生懸命にならず、インフラを整えることにも資金を投下した方がいいのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)