『紫光集団』のデフォルト、『ブリリアンス・オートモーティブ』の破産など、中国でデフォルト事案が目立ち、中国のどこで景気が回復しているんだという話もあります。もって他山の石とすべしではないですが、韓国メディア『ソウル経済』に「韓国も他人事じゃないぞ!」という記事が出ました。
大変面白い部分がありますので、以下に記事の一部を引用します。
(前略)
中国の「灰色のサイ」(波及力が大きいが、簡単に見過ごされているリスク)と呼ばれる債務問題が臨界点に達したことになる。問題は、私たちも借金の悪循環モデルに陥っているという点である。
『韓国銀行』の統計を見ると、銀行の家計融資は先月だけで13兆ウォン以上急増し、統計作成以来、最大の増加幅を記録した。
家計では、天井知らずに上がる住宅価格・不動産費用にお金を投じ、株式に投資するために融資を受けている。自営業者はコロナ19のトンネルの中で、生き残るために負債によって延命しているのが実情だ。
コロナ19で被害を受けた中小企業と小商工人などの金融支援規模だけで250兆ウォンを超える。
政府が来年上半期以降に償還日を一括延長したこれらの負債は、いつでも私たちの経済を崖に導ける時限爆弾のようだ。1,000兆ウォンを目前にした国家債務は事実上制御不能の状態になった。
(後略)
「灰色のサイ」(グレイ・リノ)はともかく、韓国も他人事でないのは確かです。
「灰色のサイ」とは?
投資関連のニュースでは、ときに「何それ?」と思うような言葉が登場することがあります。Money1でもかつて紹介したことがある「ブラック・スワン」「ゴルディロックス」「ヒンデンブルグ・オーメン」などはその代表格といえるかもしれません。そのよう...
(吉田ハンチング@dcp)