一応韓国の自動車産業の中では勝ち組に当たる『起亜自動車』ですが、2021年の第1四半期の業績が出たのですがいま一つの結果に終わりました。
売上高:16兆6,000億ウォン(対前年同期比:-1.9%)
営業利益:1兆800億ウォン(対前年同期比:-16.0%)
営業利益:1兆800億ウォン(対前年同期比:-16.0%)
黒字なので、その点はいいのですが、『現代自動車』が純利益1兆3,000億ウォン(対前年同期比:187%増加)と比較すれば前年割れですからやはり不振といわざる得ません。
中にはウォン高の影響もあるかと考えられますが、『起亜自動車』は明らかにしておりません(同じ1万ドル売っても「1ドル=1,200ウォン」と「1ドル=1,100ウォン」ではウォン高の場合は100万ウォンも売上が減る)。
韓国メディアではウォン安方向に戻しているので回復するだろうという見通しを楽観視する記事が出ていますが、どっこい今度は世界的半導体不足の影響を受けた決算になるのです。
最近ではこの半導体不足は来年まで続くなんていうゲンナリするような予測まで出ており、自動車産業の受難は先がまだ見えません。
韓国の『韓国GM』『ルノーサムスン』『双竜自動車』はアレですので、勝ち組とはいうものの次に弱い『起亜自動車』の業績は注意しておく必要があるでしょう。おんもしろいことにならないとも限りませんから。
(吉田ハンチング@dcp)