韓国が2020年に人口の自然減少フェーズに入ったことは何度もご紹介しました。出生数と死亡数がデッドクロスしたのです。
韓国ではこの人口減少傾向に歯止めがかかりません。
2021年05月26日に韓国統計庁が公表したデータによれば、2021年03月の出生者数・死亡者数は以下のようになります。
2021年03月
出生数:2万4,054人
死亡数:2万6,603人
人口増減:-2,549人
出生数:2万4,054人
死亡数:2万6,603人
人口増減:-2,549人
2021年になってからの月次の出生数・死亡数は以下のように推移しています。
死亡数が出生数を上回っており、二つのラインの差分だけ人口が減っていくのです。2021年はわずか3カ月で7,040人減りました。
また、以下の合計特殊出生率の推移にもご注目ください。合計特殊出生率とは「女性一人が15歳から49歳までに出産する子供の数の平均」。現在、韓国は世界一この数字が低い国です。合計特殊出生率が「2.1」以上ないと人口は増えないといわれます。
韓国の合計特殊出生率
2019年:0.92
2019年:0.92
2020年第1四半期:0.91
2020年第2四半期:0.85
2020年第3四半期:0.84
2020年第4四半期:0.75※
2021年第1四半期:0.88
2021年第1四半期は対前年同期比で0.03下がりました。韓国の2021年の合計特殊出生率は「0.8」を切るのではないかと懸念されています。
韓国は日本よりもずっと早く老い、人口が減少する国なのです。
※2020年通年の合計特殊出生率は「0.84」となり世界最低を記録しました。
(吉田ハンチング@dcp)