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中国が「日本の台湾擁護」に焦っていると示す文書

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中国共産党の台湾事務弁公室が2021年06月11、16日に公表した文書をご紹介します。台湾が新冷戦の焦点となり、台湾が独立へと少しずつ、しかし確実に動いていることへの焦りがにじみ出たものとなっています。

まず、日本がアメリカ合衆国と歩調を合わせて台湾への関与を深めている点について牽制した文書です。タイトルは「国台办:日方应停止在台湾问题上说三道四」(日本は台湾問題について無責任な発言をするのをやめるべきである)。


↑2020年06月16日付け『台湾事務弁公室』文書

以下に内容を引用します。

在6月16日国台办例行新闻发布会上,有记者提问,日本参议院近日通过涉台决议案,支持台参与世界卫生大会。对此有何评论?

06月16日に行われた国務院台湾事務弁公室の定例記者会見では、記者から「日本の参議院で、台湾がWHOに参加することを支持する台湾関連決議が可決されたことについて」という質問があった。これに対するコメントは?

国台办发言人马晓光应询表示,关于世界卫生组织涉台问题,我们已多次表明立场。即必须按照一个中国原则处理。民进党当局否认“九二共识”,拒不接受一个中国原则,自绝于世界卫生大会,完全是咎由自取。

この質問に対し、『国務院 台湾事務弁公室』の马晓光(馬暁光)報道官は、「WHOの台湾に関する問題については、何度も我々の立場を明らかにしてきた。

つまり、一つの中国の原則に則って対応しなければならない。(台湾の:筆者注) 『民進党』当局は、1992年のコンセンサスを否定し、一つの中国の原則を受け入れず、WHOからも縁を切られているが、これには全く責任はない。

台湾是中国的一部分。日本军国主义曾非法强占台湾五十年,并发动侵华战争,给包括台湾同胞在内的中国人民带来深重灾难。日方最应该做的,是正确对待和反省不光彩的侵略历史,切实恪守一个中国原则和中日四个政治文件精神,停止在台湾问题上指手画脚,说三道四。

台湾は中国の一部である。

日本の軍国主義は、50年間にわたって台湾を不法かつ強制的に占領し、中国に対して侵略戦争を仕掛け、台湾の同胞を含む中国の人々に深い災難をもたらした。

日本側が最もすべきことは、不名誉な侵略の歴史を正しく扱い、反省し、一つの中国の原則と日中間でかわしたの4つの政治文書の精神を効果的に守り、台湾問題についての無責任な発言をやめることである。

⇒参照・引用元:『台湾事務弁公室』「国台办:日方应停止在台湾问题上说三道四」

このように一つの中国の原則をもって日本に無責任な発言をするなと述べています。先に日本が行ったワクチン供与が相当効いたようです。

また、06月11日には以下のような文書も公開しています。タイトルは「敦促日方立即纠正错误,在台湾问题上谨言慎行」(日本に対し、間違いを直ちに是正し、台湾問題に関する言動に注意するよう促す)です。

これは、先にご紹介した「菅首相が国会の党首討論において台湾を『国』と表現した」ことについてのレスポンスです。


↑2020年06月11日付け『台湾事務弁公室』文書

内容は以下です。

新华社北京6月11日电 针对日本数位政府官员近日屡屡公然称台湾为“国家”,国台办发言人马晓光11日应询表示,台湾是中国的一部分。我们坚决反对一些日本官员对中国台湾地区的错误表述,对日方在台湾问题上屡屡采取错误行径感到震惊。我们敦促日方立即纠正错误,以实际行动恪守一个中国原则和中日四个政治文件精神,在台湾问题上谨言慎行,不向“台独”势力发出任何错误信号。

北京 06月11日 新華社:ここ数日、複数の日本政府関係者が繰り返し公然と台湾を「」と呼んでいることに対し、国務院台湾事務弁公室の马晓光(馬暁光:同上)報道官は11日、質問に答えて「台湾は中国の一部である」と述べた。

私たちは、日本の一部の政府関係者が中国の台湾地域について誤った発言をしていることに断固として反対し、日本側が台湾問題について誤った行動を繰り返していることにショックを受けている。

日本側には、直ちに過ちを正し、一つの中国主義と日中間4つの政治文書の精神を守るための実践的な行動を取り、台湾問題に関する言動を慎重に行い、台湾独立勢力に誤ったシグナルを送らないよう求める

马晓光说,我们正告民进党当局和“台独”分裂势力,企图勾连外部势力制造违反一个中国原则的各种行径,丝毫改变不了台湾是中国一部分的铁的事实。

馬暁光氏は、『民進党』当局や「台湾独立」の分離派勢力に、外部勢力と結託して「一つの中国の原則」に反するさまざまな行為を行おうとしても、台湾が中国の一部であるという鉄壁の事実は決して変わらないことを伝えている」と述べた。

⇒参照・引用元:『台湾事務弁公室』「敦促日方立即纠正错误,在台湾问题上谨言慎行」

日本国首相が台湾を「」と呼んだことが効いたようです。「一つの中国原則」を守れと連呼していますが、その声は合衆国を筆頭に、日本、イギリスにどのくらい響くでしょうか。自由主義陣営の各国は公然とその声を無視するようになってきました。

(吉田ハンチング@dcp)

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