小ネタかもしれませんが、韓国のIT開発についての特徴を伝える件ですのでご紹介します。
韓国でワクチン接種の予約システムで不具合が発生しており、「予約できない」と国民から怒りの声が上がっています。
2021年07月22日、韓国疾病管理庁は『Naver(ネイバー)』『Kakao(カカオ)』『LG CNS』などの大手IT企業とのミーティングを行いました。システムについて助けを求めたのです。
不思議に思われないでしょうか?
このような国民全てがアクセスし、個人データの漏洩や落ちることが絶対に許されないようなシステムは、大手開発企業が受注しそうなものです。なぜ大手IT企業に依頼しなかったのでしょうか。
実は韓国には、「ソフトウェア振興法」という法律があり、10兆ウォン(約9,600億円)以上の資産を持つ企業はIT関連の公共事業には参入できないことになっているのです。
これは中小のソフトハウスを育成するためのものですが、これが裏目に出たわけです。
韓国政府の予定では、これから約7,000万Shotぶんのワクチンが導入されることになっています。システムが落ちてはいけないのはまさにこれからです。
韓国大手IT企業の助けでシステムの堅牢性が高まるのであれば、そちらを選ぶべきでしょう。これは国民の健康に関わる大事な問題ですから。
韓国経済に大きく影響するといわれる「ワクチン不足」はどこまで深刻か
ワクチン接種の進行具合が各国の経済に影響するといわれており、触れざるを得ません。韓国ではここにきてワクチン接種数の伸びが著しく低下しています。まず、以下の『ourworldindata.org』が集計しているワクチン接種数のグラフをご覧くだ...
(吉田ハンチング@dcp)