「非韓三原則」を提唱された古田博司先生の言葉で非常に興味深いものがあるのでご紹介します。あの「日韓歴史共同会議」の際に、ある先生と以下のような会話を交わしたことがあるそうです。
古田先生「朝鮮ってインカ帝国みたいだよね」
某先生「それオレも思ってた」
浅学非才の筆者には「インカ帝国」と李氏朝鮮のいかなる点が共通しているのかについて説明はできませんが、古田先生ご自身が以下のように著書内で述べていらっしゃいます。
(前略)
満州やモンゴル諸国から見ても、大陸の明朝と半島の李朝は兄弟国であった。明は白蓮教徒の明主が建てた国だったので明という。元朝に宗教反乱で立ち向かい、モンゴル人の放漫な紙幣濫発政策に対する反省から、当初は反商業的な国家として誕生した。
同時期成立の李朝はこれを真似し、明がそれを捨てて発展していたころ、なおも反商業的であった。
商店も筆屋と鍮器屋くらいしかなく、人々は市場と行商人に頼っていた。曲げ物の技術がなく、車輪も樽もない。物は背負子に担いで人が運んだ。染料も顔料もないので、民間人は白衣、陶磁器は白磁だった。
李朝は、いわば世界が中世期のころに、古代国家として発生したインカ帝国に近い存在として特筆される。
(後略)⇒参照・引用元:『醜いが、目をそらすな、隣国・韓国!』著・古田博司,ワック,2014年03月04日 初版発行,p93
※「鍮器」というのは真鍮で作った器のことです
古田先生の指摘によれば、日本併合前の李氏朝鮮というのは「古代」だったのです。
朝鮮半島には日本の併合によって近代が移植されました。韓国は近代国家になったのでしょうか。
『精選版 日本国語大辞典』によると「近代国家」は以下のように説明されています。
身分制的な絶対主義国家体制を否定してできた、国民が主権を持つ近代的な国家。原則として法治主義をとり、人間の自由、平等、基本的人権の保障、議会政治などを特徴とする。
⇒参照・引用元:『コトバンク』「近代国家」
原則として法治国家と書いてあります。韓国は近代国家になったのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)