韓国では感染爆発が起こっており、ウイズコロナに舵を切ったのに失敗。2021年12月18日から「ウイズコロナ」を中断し、再び防疫体制を強化することになりました。
飲食店の営業は21:00まで。私的な会合の人数制限を4人までに減らしました(これまで首都圏は6人、それ以外は8人までだった)。
文大統領はオーストラリアで首脳会談を行うなどしていたわけですが、2021年12月16日に帰国。
同16日に、青瓦台・大統領府からは「再び防疫を強化することになったことについての大統領発言」が、報道官から公開されました。
↑『ANNewsCH』の文在寅大統領の謝罪を報じる動画。
韓国・日本メディアでは「文大統領が謝罪した」と報じられていますが、本当に謝罪したのでしょうか。念のために確認してみます。
以下が青瓦台から出たプレスリリースです。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、今日発表された防疫措置の強化に関して次のように述べました。
段階的な日常回復の過程で重症患者の増加を抑制できず、病床確保などの準備が十分ではありませんでした。防疫措置を再び強化することになり、国民の皆さんに申し訳ありません。
強化された防疫措置期間に確実に再整備して状況を最大限安定化させ、日常回復の希望を持続していきます。
コロナ状況を予想するのは難しく、防疫と民生のバランス点を見つけるのは容易ではありませんが、政府は気を付けて対応し、国民と一緒に忍耐を持って克服していきます。
特に日常回復で期待が大きかった小商工人と自営業者の喪失感が大きいので、損失補償と共に防疫協力に対して最大限厚く支援できる方案を早急に確定し、迅速に執行します。
「송구스럽습니다」は「申し訳ありません」ですので、確かに国民に対して謝罪はしています。
しかし、こういう重要な発言は報道官からではなく、自ら述べるべきではないのかという疑問は残ります。オーストラリアから帰国途上だったかもしれませんが、とにかく矢面に立たない人物なので「謝罪会見を行いたくなかったからじゃないのか」と勘ぐりたくもなります。
これまで成果を誇ってきた「K-防疫」の失敗を自ら認めることになりました。
(吉田ハンチング@dcp)