Money1的に見逃せない情報が出ていますので、小ネタかもしれませんがご紹介します。
中国共産党の英語版御用新聞『Global Times』の名物編集長・胡錫進さんが退任することになりました。
↑胡錫進編集長のWeiboのアカウント。2,410.2万人もフォロワーがいます。肩書きはすでに「《环球时报》特约评论员」(『環球時報』特別コメンテーターになっています)。
英語版の『Global Times』は外国にも多くの読者がいますので……。
↑「胡錫進編集長が退任」という記事を出した『ニューヨーク・タイムス』。⇒参照・引用元:『The New York Times』「Hu Xijin, Head of ‘China’s Fox News,’ Says He’ll Retire」
『The New York Times』には「中国の『FOX News(フォックスニュース)』の胡錫進編集長が引退」という記事が出ています。
中国の『フォックスニュース』なんて書かれていますが、これはタカ派、右寄りといった意味でしょうが、『Global Times(環球時報)』はそれどころではなく、とにかく中国共産党を擁護し、外国を脅すメディアです。
中国の気にくわないことが起こると、全力を挙げてかみつき、アドバルーンを上げるのが『環球時報』の役目。胡錫進編集長も自らの署名記事でいろんな国、出来事にかみついてきました。紙面のみならずSNSの発言で物議を醸したことも枚挙に暇がありません。
いわゆる戦狼外交の一翼を担ってきた人物でもあります。
今回の引退情報も自らがWeiboで「古い胡主席は正月から62歳になり、引退します」と書き込んだことを基にしています。また、「今後も環球時報の特別コメンテーターとして、環球時報の発展に貢献し、党のニュースや世論の仕事に最善を尽くしていきます」とも述べています。
外国から見ると「うへぇ。まだやるのか」「元気だなぁ」といったところですが、胡編集長のWeiboのフォロワーは2,400万人もいますから、その影響力は侮れません(Twitterでは45.9万フォロワー:2021年12月23日19:52現在)。
Money1でも以下のように胡錫進編集長を取り上げてきました。このようなとんがった記事がもう拝読できなくなるかと思うと少しさびしいような気もいたしますね。
(吉田ハンチング@dcp)