中国、合衆国との対立を報道規制 しかし市場は正直!

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中国では、アメリカ合衆国、トランプ大統領が05月06日に行った「関税を10%から25%に上げる」というtweet、貿易協定について合衆国と対立していることについての報道が規制されています。報道規制を行っても、市場は事実によって動きます。

上掲は「上海総合」のチャートですが、3,000を大きく割り込み、2019年02月以来の水準となっています。2019年02月というのは、フラッシュクラッシュに見舞われ、2018年末・2019年初頭に最悪まで落ちた株価が急激に戻していた時期。今回の貿易協定の後退によって、02月後半→04月の上昇分をチャラにした格好です。

04月07日にMoney1では「『合衆国・中国は合意するはず』という見方は危なくないのか? 注視すべき」という記事を上げているので、ちょうど1カ月後に懸念が現実になったわけです。「市場は全ての事象を飲み込んで動く」といわれますが、合衆国・中国の貿易協定の行方に楽観的過ぎたのは間違いありません。

本日から行われる合衆国・中国の協議が、投資家にとって望ましい方向に進まない可能性は十分あります。協議で何の成果も得られない可能性も。

(柏ケミカル@dcp)

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