韓国文大統領「別れの昼食会」開催。「退任後は普通の一般市民として生きていく」

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2022年04月20日、韓国の文在寅大統領は、政権を支えたかつての長官クラスの功労者を集め、青瓦台・大統領府で昼食会を開きました。

以下が青瓦台・大統領府が出したプレスリリースです。


↑向かって左から李洛淵(イ・ナギョン)さん、文大統領、丁世均(チョン・セギュン)さんです。2人とも『共に民主党』の大統領候補でしたが予備選で李在明(イ・ジェミョン)さんに敗れました。

<<以下が文大統領の言葉です>>

「オミクロンの拡散傾向が崩れ、社会的距離が解放され、一緒に働いた方々と食事をする機会を持つことができてうれしく思います。

本当に頑張ってくれてありがとう。私たちは一緒に渾身の力を尽くして働きました。

韓国政府の期間中一生懸命働かなければならない状況の連続でした。

北朝鮮の核とミサイル危機、日本の輸出規制(原文ママ)による危機、世界的なコロナ危機、続いてサプライチェーン危機、ウクライナ戦争によるエネルギーと物価上昇危機を迎えました。

私たちはその危機をよく克服し、危機の中で機会を作り、跳躍をし、ついに先導国家という評価を客観的に受けることになりました。

皆さんが一体のように献身してくれたおかげです。

韓国政府は、過去のどの政府よりも外交に注力しました。外交のカテゴリーが政治、安保にとどまらず、経済、サプライチェーン、防疫、ワクチン、気候危機対応で広がり、韓国の地位が高まると共に国際協力の要求も増えました。

外国首脳と会い、話す時、大韓民国は多くの賛辞を受けました。

最初は「ろうそく革命」で誕生した政府という点で賛辞を受けました。

民主主義が発展した国でも、極端主義、ポピュリズム、極右主主義、フェイクニュースなど危機がありましたが、韓国は国民が出て平和的なろうそく集会、国会の弾劾訴追を通じて合法的な政権交替を成し、民主主義を体現して絶賛を受けました。

次は「防疫」に対する賛辞です。

コロナ初期に拡散を効果的に抑制し、オミクロンが拡散した期間にも非常に低い致死率を記録し、季節インフルエンザレベルで管理した。

その過程で一度も封鎖措置を取らなかったが、これは国民が生み出した成果だと思う。

「経済」の側面でも賛辞を受けました。

2020年には主要国がマイナス成長を見せた中で私たちは成功を収め、2021年の経済成長率は主要国の中で最も早い経済回復を見せた。韓国はGDP、輸出をはじめ、多方面で世界10位圏に入りました。

最後は「文化」に対する賛辞です。

『BTS』と『BLACKPINK』のKポップ、『寄生虫』『イカゲーム』のK文化のような現代大衆文化だけでなく、ヨーロッパが長い伝統を持つクラシック音楽やバレエなどでも私たちが頭角を示すことについて、外国首脳が高く評価します。

退任後の計画をしないのが計画です。

忘れられた人生を生きると言いましたが、隠遁生活をするというわけではなく、現実政治に関わらず普通市民として生きるという意味です。

近くにある寺院に行き、永南アルプス登山をして、畑をつくり、犬・猫・鶏を育てて生きるでしょう。自然に来て出会うことができるでしょう」

⇒参照・引用元:『韓国 大統領府』公式サイト「元長官(クラス)招待の昼食会関連の朴ギョン美(パク・ギョンミ)書面ブリーフィング」

最後の最後まで自画自賛を忘れない人ですが、大統領退任後は現実の政治に関わらず一般市民として生きていくと述べています。

文大統領は「最後の瞬間まで共にあったことに感謝する」という挨拶で昼食会を終えました。

とのこと。なかなか感動的な締めくくりですが、退任後に穏やかな生活を送れるかどうかはまだ分かりません。

(吉田ハンチング@dcp)

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