2022年05月09日、韓国の文在寅大統領の任期が終了しました。
先にご紹介したとおり、文大統領は昨日午後06時05分頃に青瓦台から出ましたが、多くの支持者が集まり、去りゆく大統領を歓呼の声で迎えました。
文大統領は集まった支持者に対して、「私は成功した大統領でしたか?」と聞きました。これに対して支持者は「はい」と答え、文大統領は「成功した大統領になるように助けてください」と述べています。
文大統領は噴水前広場に移動した後、用意された壇上に。
「ありがとうございました」「永遠の大統領」「5年間幸福でした」などのプラカードが出迎えました。
そこで文大統領は「また立候補しましょうか」と聴衆を笑わせたのです。
集まった支持者の皆さんもそれを望むかもしれませんが、韓国の大統領は任期5年の再選なし――と決まっています。
実は、文大統領の任期中、青瓦台・大統領府が2018年に「任期4年の再選1回までOK」と憲法の改正案を発表したことがあります。
もしこれが通っていたら、文大統領は再選を目指して本当に立候補したかもしれません(改正案が公表された当時は『共に民主党』は少数与党で国会の2/3以上の賛成を得られる可能性はほとんどなかった)。
この方の「また立候補しましょうか」は単なる冗談とは受け取りにくいかもしれませんね。
(吉田ハンチング@dcp)