2022年06月09日、『韓国銀行』が「2022年05月の国際金融・外国為替市場動向」のデータを公表しましたので、外国人投資家の株式市場、債権市場の動向を見てみます。
このデータは純買収の数字です。「買収額 – 売却額」で金額を出していますので、プラスは買い越し金額、マイナスは売り越し金額を示しています。
2022年05月は韓国株式市場で「12.6億ドル」の売り越し、債権市場で「20.6億ドル」の買い越しになりました。
Money1でもずっとご紹介してきましたが、外国人投資家は韓国市場で大きく売り越しを続けてきました。2022年01~05月の累計は以下のようになります。
外国人投資家の株式市場動向
01月:+18.1億ドル
02月:-18.6億ドル
03月:-39.3億ドル
04月:-42.6億ドル
05月:-12.9億ドル
小計:-95.3億ドル
01月:+18.1億ドル
02月:-18.6億ドル
03月:-39.3億ドル
04月:-42.6億ドル
05月:-12.9億ドル
小計:-95.3億ドル
外国人投資家は2022年に入ってからここまで「95.3億ドル」(約1兆2,784億円)も韓国株式市場から資金を抜いたのです。
2021年には、外国人投資家は「561.5億ドル」も資金を投入。2022年は01、02月は「31.6億ドル」「34.9億ドル」と巨額を投じましたが、03、04月は「5.4億ドル」「4.7億ドル」と小さくなりました。
当月は「20.6億ドル」ですので、戻した感はあります。
外国人投資家の韓国株式市場におけるセルコリアが継続するのか、また債権市場への資金投入は続くのかにご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)