直近の最安値を日足チャートで確定せました。
2022年09月30日(金)が(ほぼほぼ)締まりました。2022年10月01日 06:00現在、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
ウォン安圧力は高いのに頭を押さえられてきましたが、ついに突破しました。
日足で「1ドル=1,440ウォン」超えを確定です。2022年09月30日、第3四半期の最終日にやりました。
ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
アメリカ時間になってもウォン安が進行し、最終盤にウォン高方向に戻しましたが、1,440ウォンを維持しました。
これで2022年09月第5週目が締まりました。ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」で見てみます。
驚くのは、これで7週連続の陽線で続騰していることです。上掲のとおり、08月15日の週から上昇が急になり、オーバーシュートと見られるものの止まりません。
この7週は「陰線となって調整するローソク足」も出現していません。
あまりにも上昇が急なので、韓国メディアから悲鳴が上がるのも無理はありません。ただ、悲鳴を上げても、アメリカ合衆国が緊縮傾向を緩めない限り基本的には止まりません。為替レートは基本、通貨量の比で決まるからです。
つまり、韓国の通貨当局には、実質打てる手はないのです。
一般則として利上げをすればいいのですが、家計負債が異常な速度で積み上がってしまい、所得の脆弱な層(また負債の多い中小企業・個人事業主)をドボンさせる可能性があって、合衆国と利上げのチキンレースを繰り広げるわけにはいきません。
というわけで、韓国メディアでは「通貨スワップがいる」と連呼しているのですが、合衆国がこれにOkという可能性はほとんどないと考えられます。
ですので、八方塞がりです。
次週もお楽しみに。
追記
2022年10月03日(月)の市場が開きました。ドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)