短信です。誠に申し訳ありません。
通貨スワップについての記事が多い『中央日報(日本語版)』に、韓国の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官の発言が出ましたので、ご紹介しておきます。
秋長官はアメリカ合衆国ワシントンに出張中で、記者懇談会で述べたことです。
(前略)
一方、一部で提起された米国との通貨スワップの可能性については一線を画した。秋副首相は「サプライズ発表(通貨スワップ締結)はないはず」とし「通貨スワップに関してはもうこれ以上話すことはない」と述べた。
(後略)⇒参照・引用元:『中央日報(日本語版)』「韓国経済副首相『韓米通貨スワップ締結の可能性はないはず…ビッグステップ同意』」
「一線を画した」と書いてありますが、秋長官は「通貨スワップ」締結の可能性についてはっきり否定しました。
『韓国銀行』の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁もそうですが、「通貨スワップについて聞かれるのはもうウンザリ」というところでしょう。
アメリカ合衆国『FRB』(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)が決めることですし、流動性を絞っている最中にドル流動性スワップ(韓国側呼称「通貨スワップ」)を締結するわけがないので、可能性はほぼゼロです。
李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁の発言では「『FRB』がドル流動性スワップの締結を判断するときには内部で基準がある」とのことで、現況では「その基準を満たしていない」のです。
韓国金融当局のTop2である、李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁と秋長官が「ない」と言っているのですから、ないのです。
韓国の「通貨スワップ」カルトはいまだに健在ですが、残念なことにその飛行機はやって来ないでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)