韓国経済は輸出によって成立しています。しかし、輸出が弱体化してきており、韓国政府も危機感を抱いているという現状です。
そのような状況下で2022年10月の輸出入実績が締まりました(速報・暫定値)。
以下が韓国の関税庁が出したプレスリリースです。
2022年10月
輸出:524億8,200万ドル(-5.7%)
輸入:591億7,800万ドル(+9.9%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-66億9,600万ドル2022年10月
輸出:5,773億8,500万ドル(+10.3%)
輸入:6,129億7,000万ドル(+23.4%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-355億8,500万ドル※( )内は対前年同期比の増減。
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「’22年10月の輸出入の現状」
10月は通関ベースながら「-66億9,600万ドル」で巨額赤字となりました。01~10月は累計「-355億8,500万ドル」です。
ご注目いただきたいのは、対前年同期比の増減です。
これまで韓国政府は(文在寅政権のころから)「輸出が伸びているので大丈夫」と言い張ってきましたが、2022年10月の輸出は対前年同期比で「-5.7%」に転落しました。
輸出が伸びているから大丈夫という言い訳も通用しません。2022年、ここまでの通関ベースの貿易収支の推移は以下のようになります。
7カ月連続貿易赤字が確定です。
この連続赤字記録は、アジア通貨危機時1997年の5カ月連続を上回るものです(くれぐれも通関ベースという点にご注意ください)。
問題は、これで「2022年10月の経常収支が赤転する可能性が高まった」という点です。
(吉田ハンチング@dcp)