北朝鮮の砲弾はロシアに向かったか。

広告
おススメ記事

ロシアの無法な侵攻によって始まったウクライナ戦争ですが、まだ続いています。先に、砲弾不足に陥ったロシアに北朝鮮が輸出を要請したという報道が出ていました。

北朝鮮からロシアへの砲弾輸送が行われたという報道が出ました。2022年12月22日、日本の『東京新聞』が出した記事です。以下に一部を引用します。

北朝鮮が11月20日、ウクライナに侵攻するロシアに砲弾など軍需物資を鉄道で輸送していたことが、北朝鮮事情に詳しい関係筋の話で分かった。

同筋によると、鉄道を使った最初の武器供与だったという。

これに先立ち北朝鮮とロシアは数カ月間、数百万ドル(数億〜十数億円)規模の砲弾やロケット弾の売却交渉を続けていた。

北朝鮮によるロシアへの武器供与の具体的な事実が確認されるのは初めて。両国がともに国際社会の批判を浴びる中、関係を深めていることが明確になった。(編集委員・城内康伸)
(後略)

⇒参照・引用元:『東京新聞』「【独自】北朝鮮が11月、鉄道でロシアに軍需物資を輸送 砲弾など数百万ドル規模か 批判浴びる両国が関係強化」

同記事の「筋」がどこなのかは分かりませんが、北朝鮮を監視するメディア『38North』にも、ロシアに近い北朝鮮の鉄道で動きがあったことを以下のように伝えています。

⇒参照・引用元:『38North』「A North Korean Rail Yard Near Russia Springs to Life」

『38North』は商用衛星画像を用いて北朝鮮鉄道施設を分析しており、北朝鮮とロシアの間の鉄橋(豆満江友好橋:唯一の陸上リンク)が2022年11月04日、実に2年9カ月ぶりに使われたことをすでにリポートしています。このとき列車は、北朝鮮からロシアに向かいました。

上記記事では、北朝鮮側の鉄道操車場において、11月下旬から12月上旬にかけて、「荷降ろしされた貨物が停車している様子が少なくとも 2回観察された」と書いています。

『38North』は、実際に砲弾が鉄道を用いてロシアに向かったのかどうかは分からないとしていますが、少なくとも北朝鮮とロシアの交易が復活しているのは確かなようです。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました