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韓国「2023年1Q」韓国通貨危機以来の半導体の赤字を覚悟すべき

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韓国『サムスン電子』の2022年第4四半期の業績が発表されました。営業利益は「4兆3,000億ウォン」にとどまり、対前年同期比で69%も減少しています。

『サムスン電子』からは部門別の業績がどうであったかは公表されていないのですが、証券会社からは興味深い推計が提示されています(『ハイ投資証券』)。恐らく半導体部門が急減速したのではないか、という「読み」です。

以下にご紹介してみます。

『サムスン電子』2022年第4四半期の部門別営業利益(推測)
DS部門:4,000億ウォン
ディスプレイ部門:1兆7,700億ウォン
モバイル・ネットワーク部門:1兆8,200億ウォン
TV・生活家電部門:3,700億ウォン
小計:4兆3,600億ウォン

DS部門というのが半導体ですが、この証券会社の読みでは「4,000億ウォン」まで縮小しています。第3四半期は「5兆1,200億ウォン」だったので「91.2%」減少したことになります(ちなみに第2四半期は約10兆ウォン)。

また、NAND型フラッシュメモリーについては赤字に転落したと見ています。サーバー、家電、スマートフォンなどの需要が一気に減少したからです。

問題は在庫が積み上がっていることで、先にご紹介したとおり『サムスン電子』は在庫を減産して在庫を減らすつもりはないとしています。これは決算にマイナスの影響を与えるのはもちろん、半導体需要が戻らなければさらに在庫が積み上がる結果を生みます。

『SKハイニックス』は減産を宣言しています。

半導体市場調査会社『TrendForce(トレンドフォース)』は、2023年第1四半期はPC向けDRAMが最大で20%、NAND型フラッシュメモリーが最大で15%、価格が下落すると予測しています。

この予測が当たるとさらに状況は悪化するはずで、半導体部門の赤字化も視野に入ってきます。半導体部門が仮に赤字したら――それは韓国通貨危機時、2009年第1四半期以来14年ぶりのことになるのです。

2023年第1四半期、半導体産業は非常によくない結果になるかもしれません。覚悟しておくべきでしょう。

(柏ケミカル@dcp)

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