韓国「李在明の逮捕」は国会で承認されるか?

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韓国の最大野党『共に民主党』の党首、李在明(イ・ジェミョン)国会議員の逮捕が迫っています。

問題は、これが実行できるかです。

国会議員には不逮捕特権があって、国会本会議中は拘束できません。国会議員を拘束するには国会で「過半数以上の出席があり、出席議員の過半数が賛成すること」が必要です。

読者の皆さまもご存知のとおり、韓国の国会は定数300のうち、左派・進歩系『共に民主党』が169議席を押さえています。この勢力図を塗り替えるには次の総選挙を待つしかないのですが、現在は『共に民主党』の天下です。

検察が李在明(イ・ジェミョン)議員を起訴し、逮捕を請求しても、国会に逮捕同意案を提出して承認されなければなりません。

しかし、『共に民主党』が一致団結して反対に回れば逮捕同意案は否決されてしまいます。

傑作なことに、李在明(イ・ジェミョン)さんはかつて「国会議員の不逮捕特権に反対を表明した」ことがあるのです。実は、李在明(イ・ジェミョン)さんの大統領選挙時の公約の一つでもありました。

こういうのを完全無欠のブーメランというのでしょうが、もし今回自身の逮捕同意案に反対するようなことがあれば、ダブルスタンダードもいいところです。

韓国の言葉でいえば「他人がすれば不倫、自分がすればロマンス」が当てはまるでしょう。

もともと李在明(イ・ジェミョン)さんは「その場その場で都合のいいウソばかりついている」と評される人。ツケが回ってきたのです。

李在明(イ・ジェミョン)さん自身は「正々堂々と検察の捜査を受ける」と発言していますので、不逮捕特権を行使しないで拘束されたらいかがでしょうか。

ちなみに、『共に民主党』は党論で「逮捕同意案を否決すること」にしようと画策しており、勢力として第3党である『正義党』は「逮捕同意案には賛成する」と表明しています。

李在明(イ・ジェミョン)さんが逮捕されるかどうかにご注目ください。

(吉田ハンチング@dcp)

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