韓国「次期総選挙を占う戦い」すぐそこ!

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2024年04月には、韓国の国会議員が総取り替えになる「総選挙」が行われます。

尹錫悦(ユン・ソギョル)政権になってから初の総選挙で、与党『国民の力』からすれば国会での過半数を是が非でも奪い返したい決戦。

一方の『共に民主党』からしても過半数を維持しなければ、いよいよ崖っぷちになるという絶対に負けられない戦いです。

この一大決戦に向けて残り時間が少なくなってきました。

総選挙に向けて「現在の民意」を問う戦いが10月に行われます。「江西区庁長補欠選挙」です。

この選挙に、『国民の力』から金泰佑(キム・テウ)さんが出馬するのではないか、と見られています。

そもそも金泰佑(キム・テウ)さんは、元ソウル市江西区(カンソク)庁長なのですが、文在寅政権下で大統領府の特別監察チームの不正疑惑を暴露したものの、告発され有罪が確定。

ところが、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権になって2023年08月15日、光復節の恩赦で復権。

さすが李氏朝鮮時代の濫囚(やたらに監獄に送られる)、濫赦(やたらに恩赦がある)の文化を引き継ぐ韓国というほかありませんが、有罪からわずか3カ月の復活です。

「韓国には行かないに越したことはない」韓国ではなぜ恩赦が多いのか
韓国では「恩赦」がよく行われます。2022年の08月15日、光復節には『サムスン電子』の李在鎔(イ・ジェヨン)総帥、朴槿恵(パク・クネ)元大統領などが恩赦となり、話題になりました。恩赦の決定については大統領の専権事項で、光復節や大統領の退任...

当然、有罪にした文政権を支えた『共に民主党』は「法治主義の蹂躙じゅうりん」「反憲法的な行動」と批判したのですが、これこそ「おまゆう」です。

ここまで、『国民の力』は金泰佑(キム・テウ)さんの公認に「恩赦されたばかりだし……」と後ろ向きでした。ところが、『国民の力』の指導部はここにきて「候補者の1人に金泰佑(キム・テウ)さんを含めること」を事実上認めました。

↑金泰佑(キム・テウ)さんを含んで候補者を考慮するとした『国民の力』/YouTube『ニュースTVCHOSUN』チャンネル

では、『国民の力』が勝てるのか?ですが、保守寄りメディア『ペンアンドマイク』が面白い記事を出しています。

同紙は、『世論調査公正(株)』に依頼して、08月28日から29日までの2日間、ソウル江西区の18歳以上の男女513人を対象に「江西区長補欠選挙で誰を支持するか」を尋ね、独自の世論調査を行いました。

『共に民主党』の候補者であるジン・ギョフン前警察庁次長と、金泰佑(キム・テウ)さんの支持率は、以下のようになっています。

ジン・ギョフン前警察庁次長:29.7%
(『共に民主党』の候補者)

金泰佑(キム・テウ)さん:32.9%
(『国民の力』?)

金泰佑(キム・テウ)さんが『共に民主党』候補を上回っているのです。

特別恩赦されたのは、公務上の秘密漏えいは「公益通報」というメッセージが込められているという見方があり、この点において金泰佑(キム・テウ)さんは支持されている見られます。

一大決戦前のこの補選。いかなる決着になるのか、ぜひご注目ください。

(吉田ハンチング@dcp)

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