尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が退任に追い込まれたり、次期政権がまた左派・進歩系になったりすると韓国はいよいよ「おしまい」になります。
なぜそうなるのかというと、自由民主主義国家ではなくなってしまうからです。
古田博司先生の著作から以下に引きます。
(前略)
そうなると、世界は四種類の国に分かれてしまった。米国や日本のように資本主義も民主主義もできる国、ロシアや中国のように資本主義はできても民主主義はできない国、北朝鮮やイランのように資本主義も民主主義もできない国、ソマリアやアフガニスタンのように何もできない国――である。
後ろの3つはほとんど民主主義ではなく独裁主義システムを採用している。
韓国はこの一番目と二番目を揺れ動いているのである。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国・韓国人の品性』著:古田博司,ワック,2017年08月26日 初版発行,pp109-110
古田先生の分類によれば、
1.資本主義も民主主義もできる国
2.資本主義はできても民主主義はできない国
3.資本主義も民主主義もできない国
4.何もできない国
となり、韓国は「1」と「2」の間を揺れている――となります。
古田先生がおっしゃっていることを図示してみましょう。
資本主義を横軸にとって「◯」か「×」かで2つに分け、自由民主主義を縦軸にとって「◯」か「×」で2つに分けてみると、4つの象限ができます。
この4つの象限に国を置いてみましょう。以下をご覧ください。
日本やアメリカ合衆国は「資本主義◯」「自由民主主義◯」で、第一象限になります。
ロシア・中国は「資本主義◯」「自由民主主義×」で、第四象限になります。
韓国は第一象限と第四象限を揺れているというのが古田先生のご指摘です。
保守よりの勢力が衰亡すると、中国、ロシアがいる第四象限に入る可能性があります。これが「おしまい」になる理由です。
ただし、中国はここにきて「習近平の特色ある社会主義経済」などと言い出していますので、もはや資本主義かどうかは大変に怪しいです。
そのため、こうなるのではないでしょうか。
中国は「資本主義×」「自由民主主義×」の第三象限に移動したと見るべきではないでしょうか。
さあ韓国はどこに置けばいいでしょうか?
つまり、これが「価値観を同じくする者の連帯」ができるかどうかのマトリックスなのです。
(吉田ハンチング@dcp)