韓国の韓国株式市場では11月06日(月)から全面空売り禁止となっています。
さて、どうなることやら――が気になるところです。
2023年11月10日、『韓国銀行』は「2023年10月以降、国際金融・外国為替市場動向」を公表しました。この資料の中に興味深いデータがあります。
以下をご覧ください。KOSPIを他国の指標と比較したものです。「10月 ⇒ 11月08日」の比較にご注目ください。
<<先進国>>
MSCI:+1.2%
アメリカ合衆国DJIA:+1.8%
日本Niikei225:+1.0%
ドイツDAX:-1.0%
イギリスFTSE100:-2.7%<<新興国>>
MSCI:+0.5%
韓国KOSPI:-1.8%
中国SHCOMP:-1.9%
インドSENSEX:-1.3%
インドネシアIDX:-2.0%
ブラジルBOVESPA:+2.2%
メキシコBOLSA:+0.3%
ロシアMOEX:+3.6%
トルコISE100:-5.7%
南アフリカALSH:+0.1%
「先進国市場」分類の中で、歪んでいる欧州においてはドイツ・イギリスはよくありません。「新興国市場」分類の中においては、韓国KOSPIは「-1.8%」とよろしくありません。MSCIが「+0.5%」ですので、KOSPIは悪い方で、いわば負け組です。
面白いのは、中国の上海「-1.9%」となっていることです。
Money1でも何度かご紹介していますが、韓国の証券マンからは「中国と一緒くたにされる」という嘆き節が聞かれるところですが、このデータもその嘆きの証左になるかもしれません。また、「コリアディスカウント」と嘆いたりもしますが、これはある意味仕方ない話。
なにせ、スグ上が核兵器を握ったカルト集団のような北朝鮮。すぐ西には「特色ある社会主義」という、なんだかよく分からない経済を自称する中国があって、しかもそのおっかしな国に経済(輸出)を依存しているのです。
外国人投資家が「韓国企業の株式にお金を突っ込んで大丈夫なのか」と考えても当然です。
韓国は先より「コリアディスカウントはなんとかならないのか」と四苦八苦しているのですが、地政学的状況、また経済構造が変化しなければ無理というもの。で、先にご紹介したとおり「日本はうまくやってる……ぐぬぬ」となるのです。
↑「ぐぬぬ」の例です。
(吉田ハンチング@dcp)