2024年04月に行われる韓国総選挙まで4カ月を切りました。
政府与党『国民の力』、最大野党『共に民主党』のどちらにとっても、文字どおり必死の戦いです。韓国の場合は政治で負けると「監獄行き」が見えてきますので必死になるのも無理はありません。
ここは絶対に見逃せないポイントです。これで左派・進歩系が大勝するようなことがあれば、いよいよ韓国は中国の引力に引かれて完全にレッドチーム落ちとなるからです。
その韓国政界ですが、いよいよカオス状態となってきました。
↑金起炫(キム・ギヒョン)代表(左)といえばこの写真。何回見ても味のあるカットです。
まず、『国民の力』党首として我慢してきた(ヤイヤイ言われても降りなかった)金起炫(キム・ギヒョン)さんがついに辞表を提出。当代表が空席となりました。
問題は辞表を提出する前に、元『国民の力』代表の李俊錫(イ・ジュンソク)さんと密談をしていることです。自分たちの身の振り方を相談したのではないか、といわれています。
李俊錫(イ・ジュンソク)さんは『国民の力』から蹴り出された人で、新党を結成するのではないかと見られているのです。
李俊錫(イ・ジュンソク)新党に合流だとしたら、寂しんぼ同志の連帯で最低です。李俊錫(イ・ジュンソク)さんは頼りないことこの上ない人物ですので、組んでもロクなことはなく、国民から信など得られないと思われるのですが……。
『国民の力』は党代表がいなくなってしまったのですが、仕方がないので尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表が代行すると見られています。
↑尹在玉(ユン・ジェオク)さん(左)といえばこの写真。こんなのばっかりなんですよ。
2023年12月14日、尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表は、委員長が率いる「ワントップ」の非常対策委員会をできるだけ早く作り、総選挙体制に入る、としました。
大揉めの『国民の力』ですが、一方の『共に民主党』でも揉めています。
こちらはいまだに疑惑の総合商社・李在明(イ・ジェミョン)さんが党首として居座っており、司法リスクがいつまでもクリアになりません。
親李在明派と非李在明派の対立が深まっており、大揉めな上に、例の李洛淵(イ・ナギョン)さんがいよいよ新党を作る決意を固めたようで、「新年には新党をつくる」と発言しています。
簡単にいえば内乱です。
ただし、李洛淵(イ・ナギョン)さんの新党には誰もついていかないのではないか――という見方のあって、これもどうなるか分かりません。
――というわけで、韓国政界は総選挙を見据えてわやくちゃになってきました。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領がオランダ出張から帰ってきましたので「どうするよ?」会議が開催されると見られています。
(吉田ハンチング@dcp)