通貨安進行が見られた韓国の「ウォン」ですが、結局2020年01月08日は劇的な変動でした。ひと言でいえば「無茶苦茶」です。以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
長大な上ヒゲが出ているとおり、いったんは「1ドル=1,179.36ウォン」まで急速にウォン安が進んだにもかかわらず、強力なウォン買い圧力が生じて押し返し、始値よりも下へ(ウォン高方向へ)進行しました。
結果、高値・安値の天地がほぼ「19ウォン」もあるという「なんだこりゃ」な陰線となったのです。
上掲のように、2019年12月12日(木)に高値・安値の天地が「22ウォン」もある長大な陰線が出ていますが、これに匹敵する動きです。しかし、12日は先にご紹介したとおり、
・アメリカ合衆国で中国との貿易協定第1弾がまとまるのでは?という観測
・イギリスで総選挙の結果ジョンソン首相の圧勝!という観測
が出たためで、この2つのポジティブなサプライズが重なって一気に為替市場がリスクオフに動いた、と理由が明確でした。その証左としてドルの強さを示す「DXY」がいったん急落(その後戻します)。(当たり前なのですが)それに合わせて通貨高方向(「ウォン高」方向)に動いたと説明ができるものでした。
しかし、この01月08日の陰線についてはそのような説明ができません。確かに、日本時間深夜に「合衆国とイランの激突は回避されるのでは」といった観測が出て「リスクオフ」の雰囲気が緩和されたことは事実ですが、実はDXYは上昇しています。ですので普通は「ウォン安」へ進まないとおかしいのです。
なぜこのような重要なポイントでプライスアクションにディバージェンスが発生したのか、割と「謎」ではないでしょうか。
(柏ケミカル@dcp)
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