韓国が盛り上がっています。アジアカップ、ベスト4を懸けた戦いで、オーストラリアを2-1で撃破しました。
↑日本時間深夜に行われた「韓国 vs オーストラリア」ハイライト動画。YouTube『DAZN Japan』チャンネル。
先にご紹介したとおり、オーストラリア紙には「韓国を撃破できる4つの理由」という記事も出ていたのですが、韓国は覆してみせました。
先制された韓国でしたが、後半が終了、アディショナルタイムにPKを獲得。これをきっちり決めて「1-1」の同点。さらに延長線前半にFKを獲得し、ソン・フンミン選手が見事な逆転弾を叩き込んで逆転。
「オーストラリアは韓国より疲れていない」という話でしたが、後半、延長戦とまるで走れていませんでした。疲労困憊とオーストラリア紙に揶揄された韓国の方が死力を尽くし、より粘り強く戦っていました。
先制されてもアディショナルタイムが尽きるまで諦めなかった精神力、オーストラリアゴールへの攻撃を続けたチームへの献身は称賛に値します。
この敗戦を受けて『The Sydney Morning Herald』紙には以下のような記事が出ています。
↑敗戦を伝える記事「Socceroos lose Asian Cup quarter-final to South Korea in extra-time drama」/スクリーンショット。
4つの理由がどうなったのかについての後追い記事はありません。
ちなみに韓国を撃破できる4つの理由というのは、以下のようなものでした。
1.相手は疲労困憊している
2.韓国のシステムはオーストラリアが与し易い
3.韓国の監督は信じられないほど不人気
4.歴史的に見てもほとんど韓国に負けたことがない
結局は――、
⇒オーストラリアの方が「走れない」ように見えた
2.韓国のシステムはオーストラリアが与し易い
⇒その割には点が取れなかった
3.韓国の監督は信じられないほど不人気
⇒監督が不人気だろうが戦うのは選手
4.歴史的に見てもほとんど韓国に負けたことがない
⇒負けました
――となったのです。特に傑作なのは「4」で、『The Sydney Morning Herald』紙は、「意味のある試合では、韓国に負けたことはない」と書いていました。今回は、意味のある試合で一敗地に塗れたわけです。
韓国の皆さん、おめでとうございます!
さあ、本日は日本代表がベスト4進出を懸けてイランと戦います(日本時間20:30キックオフ)。あと数時間です。
(吉田ハンチング@dcp)