2024年02月13日、韓国の関税庁が「2024年02月01~10日の輸出入現況」のデータを公表しました。
定点観測です。以下をご覧ください。
2024年02月01~10日
輸出:150億1,100万ドル(-14.6%)
輸入:170億1,200万ドル(-24.6%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-20億100万ドル2024年01月01日~02月10日
輸出:697億1,100万ドル(9.1%)
輸入:713億8,400万ドル(-12.5%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-16億100万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「2024年02月01~10日の輸出入現況」
ご注目いただきたいのは、対前年同期比の増減です。
02月01~10日、02月の初動は突然輸出が対前年同期比で「-14.6%」となりました。輸入はさらに大きく減少して「-24.6%」。
この減少は「操業日数」のためと説明されています。旧正月のお休みが入ったので、操業日数が「2023年02月:8.5日」と比較して「2024年02月:6.5日」と短くなったためです。
焦点となっている対中国貿易を見ると以下のようになっています。
↑黄色のマーカーが対中国輸出、赤いマーカーが対中国輸入です。
対中国
輸出:28億1,700万ドル(-20.3%)
輸入:35億6,000万ドル(-3.4%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-7億4,300万ドル
対中国輸出は「-20.3%」と大幅減です。またご注目いただきたいのは、最大の輸出相手が中国ではなく、1位:アメリカ合衆国「28億4,400万ドル」となっている点です。
中国も祝日は旧暦で行いますので、春節の影響が出たものと思われます。それにしても20%減というのは大きいです。
月初だというのに、対中国貿易収支はすでに「-7億4,300万ドル
」です。月央・月末とどこまで戻せるかは要注目です。
(吉田ハンチング@dcp)