韓国造船大手『サムスン重工業』ロシアから17隻分を契約解除された!「8億ドルも返せ」

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昭和時代のアイドル歌謡に「おかしくって涙が出そう」 という歌詞がありますが、まさにこれです。

業界が傾いている中、韓国最大手造船企業の一つ『サムスン重工業』が大きな契約を一挙に解除されるという公示を出しました。

ロシアの企業に、なんと17隻分の契約を解除されたのです。

以下の公示をご覧ください。


↑2024年06月12日付け、契約解除。契約期間満了日「2025年12月31日」、契約金額「2兆8,702億ウォン」が契約解除です。


↑2024年06月12日付け、契約解除。契約期間満了日「2027年01月31日」、契約金額「6兆8,603億ウォン」が契約解除です。


↑2024年06月12日付け、「Zvezda社(あのズヴェズダ造船所です)のLNG運搬船10隻および北海用シャトルタンカー7隻に対するその他販売・供給契約解除要請受付関連」とする公示。計17隻が契約解除されたので、「契約解除通知は不適法なので、シンガポール仲裁裁判所に提訴して契約解除の違法性を争う」としています。

『韓国金融監督院 公示システムDART』公式サイト

Zvezda社は、すでに支払った手付金8億ドルと遅延利子の返還要求しています。


↑『サムスン重工業』の素晴らしいLNG運搬船。もちろんCG。喫水線がこうはならんだろ――と指摘アリ。

『サムスン重工業』の仕事はなくなり、手付金と遅延利子の返還も要求されています。『DART』に公示されたものなので間違いはありません。

傑作なのは、2024年05月30日に『サムスン重工業』は以下のような公示も出しています。


↑『サムスン重工業』が『サムスン電子』から2,420億ウォンの仕事を受けたという公示です。

『韓国金融監督院 公示システムDART』公式サイト

邪推だったら申し訳ないのですが、これって――ロシア企業から契約解除されてお金が入ってこなくなるので、グループの『サムスン電子』から仕事を受注して「金を回そう」――という話でしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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